読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

モーパッサンの「女の一生」

を、読んだのは高校1年ぐらいの夏休みだったか。 決して早くはない時期の出会いだったが正直、あまりよく理解できなかったし おもしろくなかった。 おまけに読書感想文がくっついてイヤイヤながら完読したのを覚えている。 以来、この本に関しては読み返す…

映画 『宋家の三姉妹』

先日、探し物をしていたときにみつけたDVDをまた観てみた。 1997年制作の香港・日本合作映画で近代中国史に大きな影響を与えたと いうから中国の歴史を知る上でとてもおもしろい。 物語は、1890年代清朝末期の上海に始まる。 宗家の三姉妹、長女…

大統領の執事の涙

上映中の「大統領の執事の涙」を観た。 原題は、BUTLER = 執事、であるが、これまでも執事を描いた映画は 数々あったが、今回はホワイト・ハウスに勤務する黒人執事の物語である。 この映画は、黒人大統オバマ誕生の頃、ワシントン・ポスト紙に載った ユージ…

お尻に根が生えた一日

昨日は朝から雪でもあり、冷たくて寒い。 朝からドバ~っと炬燵のなかに入り、一日炬燵の守をしていた。 靴下を脱いで素足のまま入っていると気持ちがいい。 ウトウトと、心底温まる感がある。 わが家のチビたちがいつも靴下を脱ぐ気持ちがわかる。 炬燵のな…

「私がぬかづくのは、美しいもののみにございます」

映画「利休にたずねよ」のワンシーンである。 このひと言が秀吉の逆鱗に触れた。 茶人・千利休(市川海老蔵)は、織田信長に茶頭として仕え、 後に天下統一を果たした豊臣秀吉からも寵愛を受け、 “天下一の宗匠”として賞賛される。 しかし、独自の美意識を貫…

血は水より濃いか? 映画「そして父になる」

画像はお借りしています。 大切に育てて来た我が子が他人の子どもだと 突然知らされたら、あなたはどうするだろうか。 6年間大事に慈しんで育てて来たわが子を 血のつながった両親に戻せるのだろうか。 ご存じ、福山雅治 主演の話題作「そして父になる」を見…

映画「少年H」

久しぶりに見応えのある映画を見た。 作家・妹尾河童が「自らの記憶と体験を元に書いた」 小説をもとに映画化したのだという。 淡山神社の東大門(少し修正しました) 戦前から戦後までの神戸を舞台に、軍国化や戦争という暗い 時代の影をはねつけながら生きる…

「風立ちぬ」雑感

今さらだけど、やはり書いてみたい。 宮崎駿監督の「風立ちぬ」は、封切り前から話題沸騰で 周知のとおりタバコの問題から、お隣韓国の感情論まで 賛否両論、物議を醸している。 このような物議がまた制作者の意図しないところでの 観客動員につながるのか・…

フランス映画「愛、アムール」を観た

3月9日に封切られたばかりの映画『愛、アムール』 2012年度カンヌ国際映画祭パルムドール賞、 第85回アカデミー賞外国語映画賞など多数の映画賞に 輝いたM・ハネケ監督作だとう。 日経の毎金曜日の映画欄に5つ星として取り上げられた。 テレビのCMでもあ…

映画「最強のふたり」

久々のヒット作と思えるほどの感動である。 いやぁ、おもしろい! 泣けた・・・。 バロック音楽が随所に流れ、気持ちが高揚してくる。 もう一度、劇場で観たいと思うほどである。 [:] 2011年、フランス映画。 監 督: エリック・トレダノ, オリヴィエ・ナ…

うしろ姿に惚れた

上映中の、高倉健主演「あなたへ」を観た。 亡き妻の絵手紙「散骨はわたしの故郷へ」という遺言を尊重し 富山から九州・長崎の平戸まで遺骨を積み、車で向かう。 「どうしてNPOに?託したのか。生きている間にどうして言ってくれなかった?」 始終、猜疑…

映画「Black & White/ブラック&ホワイト」

どうみたって70代の女と60歳の女が喜んで 観る映画ではないような気がする。 たまたま友人と入った映画館で、待たなくていいのをと、 選んだのが「Black & White/ブラック&ホワイト」だ。 大阪での封切りは20日の金曜日だが、それ以前に プレをやっていて一…

朝から涙ポロポロ・・・

これほど感情移入したドラマも珍しい。 この半年、目が離せなかったNHKの朝ドラ「カーネーション」が終わった。 一つひとつの場面に熱い情が散りばめられ、幾度となくティッシュを要した。 [ 万博公園の桃 しかし心の中はほかほかと温かく、重厚な書物に…

マーガレット・サッチャー

映画の原作はマーガレットの娘キャロルが2008年に出版した回想録である。 監督は女性のフィルダ・ロイド。 政界を引退し認知症を病むサッチャーが、夫デニスの幻影に語りかけながら 野心に燃えていた少女時代から、議員として家庭と仕事の両立に 悩んでいた…

フランス映画「黄色い星の子供たち」

昨日は敗戦記念日だった。 わが国では8月15日は“終戦記念日”と呼び「敗戦」を用いない。 右寄りでも左寄りでもなく、しかも戦後しばらくして 生まれたわたしは、日本は無条件降伏をしたのだから 敗戦という呼称がふさわしいのではないかと思っている。 ど…

映画「阪急電車15分の奇跡」

阪急宝塚駅から西宮北口駅を経て阪急今津駅までを結ぶ わずか14分のミニ路線である阪急今津線というのがある。 阪神地域に住んでいる人ならば、見慣れた建物や場所が 出てきて、それだけでも興味をひくかも知れない。 有川浩の小説「阪急電車」が映画化され…

大人のファンタジー

過日「ガーデナー」について記したところ、ナビのある方から ガーデナーがキーワードのおもしろい映画があると教えていただいた。 まったく、シニア・ナビには何かにつけ[通」の方が多い。 おかげでこちらも蜘蛛の巣のように情報や知識が 広がり、ありがたく…

「英国王のスピーチ」The King's Speech

2010年イギリス映画 イギリス王ジョージ6世(ヨーク公アルバート王子)の史実を基にしている。 アカデミー賞作品賞を含め12部門ノミネート、英国アカデミー賞では 作品賞を含む7冠を獲得した作品だそうである。 先日、観てきた。 久しぶりに心に迫る映画…

静かにしてくれませんか。

封切られたばかりの映画「ウォール・ストリート」を観に行った。 マイケル・ダグラス扮するゴードン・ゲッコーは相変わらず、かっこいい。 年を重ねて、ずいぶん渋さが増している。 「ウォール・ストリート」はオリバー・ストーン監督の作品で 前回の「ウオ…

いやぁ、泣けるほど大笑いした!!

ロビン・ウィリアムズとジョン・トラボルタ演じる「オールド・ドッグ」 たまたまビデオ屋さんで借りたものだけれど、これが抱腹絶倒! 正式名「オールド・ドッグズ」(Old Dogs)は、 “年配のナンパやろう”というところか。 今年は、いや最近になく笑いのヒッ…

映画「セラフィーヌの庭」

画像はお借りしました。 マルタン・プロヴォロスト監督 ヨロンド・モロー ウルリッヒ・トゥクール 素朴派の女性画家セラフィーヌ・ルイの生涯を描いた人間ドラマで 2009年度のセザール賞で作品賞をはじめ最多7部門を獲得している。 1912年。フランスのパリ郊…

『借りぐらしのアリエッティ』

おなじみジブリのアニメ作品。 借り暮らしの・・・なんと変な題名だなぁと思っていた。 画像は借りています。 メアリー・ノートンのファンタジー小説『床下の小人たち』が 原作となっていて自分たちの暮らしに必要なモノを 必要なだけ人間の世界から借りて生…

愛と宿命の・・・第2弾

今年は、昨年までに比べ映画やビデオを観る機会が減っている。 ようやくクロード・ベリ監督の「愛と宿命の泉 フロット家のジャン」に 続く、第2作目 「愛と宿命の泉 泉のマノン」を借りて、観た。 プロバンス地方の自然の偉大さとそこに生きる人間の喜びと …

「告白」

「私の娘はこの1年B組生徒二人に殺されたのです」と 衝撃の告白をするシーンから映画は始まる。 娘を殺されたシングルマザーの教師を、松たか子がさらりと演じていて さすがにサラブレッドだけあり、うまい!と思った。 2009年の本屋大賞を受賞した湊かなえ…

「愛と宿命の泉 フロット家のジャン」

先日観たDVDのなかの1本である。 なかなか見ごたえがあり名作である。 予備知識なしに借りたのだが2作目があるようだ。 開墾地での農業を営む上での水の大切さを、泉がもたらす大きな受益を 水のない大変さを、改めて思う映画である。 1920年代のフ…

よく、わからない・・・

映画「シャッターアイランド」を観た。 消化不良の面持ちで帰宅したのもわたしにしては珍しい。 同行したひとと道すがら、映画の感想などを話ながら 帰ってきたのだけれど、どうもよく内容が、わからない。 どなたか、「この映画は良かったよ!」と言ってくれ…

映画「花のあと」

上映中の「花のあと」は藤沢周平の同名短編小説を原作にした時代劇である。 江戸時代、ひそかに思いを寄せる下級武士の仇討ちを果たすため 自ら剣を手に戦いの場に向かった女性の姿を描いている。 剣を生涯の糧のように打ち込んできた主人公、以登(北川景子)…