危機管理意識

画像はラベンダー


「首にバッグのひもが引っかかり、木登りの小5死亡」
と言う記事が今日の朝刊にあった。


なんとも痛ましい事故で胸が痛む。
木に登っていた男児が何らかの原因で転落し、
ショルダーバッグのひもが首にかかったと言う。


結果論ではあるが、小学5年生がどうしてショルダーバッグなど
持つ必要があったのか、と思う。


小学生といえば、まだまだ遊び盛りである。
親にしてみれば、まさか子どもがショルダーを肩にかけたまま
木登りをするとは思ってもいなかっただろう。
でも時々木に登って遊んでいた、とも報じているから
知っていたのかも知れないが・・・


親の監督不行き届き、危機管理の欠如といわれても仕方ない。
予期しないことはいつでも起こる。


若いママさんが自転車の前後に子どもを乗せたまま走り、器用にも
携帯電話でしゃべっていたり、駅舎ホームの端を
同じように電話をしながら平気で歩くひとも、見かけたりする。
まったく危機意識がないと思え、他人事ながらハラハラする。



すべての事故・失敗には原因がある。
その原因として、必ず下記のいずれがが存在する、という。

1. 無知
2. 不注意
3. 手順の不遵守
4. 誤判断
5. 実態の変化を見ず
6. 企画不良
7. 価値観の差異と認識の相違
8. 運営上の不備
9. 未知


前述の事故に関してはNO1〜NO3が該当するのではないだろうか。
親はいかなるときも、最悪の場合を想像して子どもを見守る必要がある。


以前子ども服の「フード付きパーカー」が問題になり
販売停止になったことがある。
ファッション的にはおしゃれなフード付のヒモが
やはり遊んでいるとき首に絡まり死亡事故につながったからである。


いささか飛躍するかもしれないが、同様に気になっていることがある。


首からぶら下げる「名札」のことである。
いつごろからか、官公庁を始めテレビ局、また介護の現場でも
見かけるようになっている。


仕事の邪魔にならないのだろうか?
何かの拍子に引っかかり、危なくはないのだろうか。
どうして胸に留める名札ではないのか?
不思議で仕方がない。


ことが起きてしまってからでは遅い。


杞憂であればいいけれど・・・




画像は、花筏(はないかだ)