きれいな歯は生き方の鏡?


ジュニア・ミス



最近は芸能人に限らず歯のきれいなひとが増えたように思う。
「口の中を見ればそのひとのすべてがわかる」と言われるように
歯はひとのカルチャーレベルを映し出す鏡である。
歯並びもよくきれいに磨かれた歯からは、「暮らしぶりを
伺うこともできる」と言われる。


わたしは自分の歯が大きくて前歯が少し重なる部分があり
悩みの種であることから、子どもたちが幼いころから
虫歯もつくらないよう常に神経を使い歯科ヘの検診を欠かさなかった。
その甲斐あってか息子も娘も歯並びは、いいほうである。
丈夫できれいに並んだ己の歯を大切にして欲しいと願っている。


長年、気になっていた自分の前歯を治療したのは昨年のことである。
先に前歯の下の歯を整えると上の重なりが気になりだした。
いっそインプラントをと思ったけれど、かかりつけの歯科医は、
インプラントは不要と良心的で手のかかる治療をあえて薦めてくれ
ブリッジで整えるだけにした。
それでも上下それぞれの治療に半年近くかかりそれなりの費用も生じた。


そのおかげでいまは、上下すっきりと歯が整い大きく口を開けて
笑っても何の遜色もない。
(こうしてブログに記すなどすると、己の恥部を露呈してしまい
少なからず不本意ではあるが・・)


ところが問題発生・・・
最近、口元にちいさなシワを発見した。
これは、歯を治療したために歯ぐきが衰えその分、口の周りの筋肉が
退化したためではないか、と密かに思っている。
気にしなければ、気にならないわけではない。
いずれ口元にはシワができるのだから・・・。
そう思っていてもやはり気にはなる。
人間、何でも思うようにはならないものだ。


そんな折、関連する記事をみつけたので転記してみる。
『最近、口唇が大きく、薄く、笑うと奥歯まで見える女性がいます。
これは下顎骨の発育が悪く細いためで、
唇と下顎骨のバランスの視覚的錯覚によってそのように見えるだけです。
計測すると意外と両瞳間隔と口角幅はほぼ等しく、
外観上、下顎骨の発育が悪いので口唇が目立った結果であるようです。


また、形の良い唇を持ちながら、なんとなく締まりが悪い女性を見かけます。
マリリンモンローがうっとりしたときにやる演技の中で
唇を少し開いたポーズの事です。一見セクシーですが、
普段からこのような状態、悪く言えば口の締まりが悪い人は、
顎とその周囲の筋肉の弱さによるといえるでしょう。


また、口角部には口角挙筋と口角下制筋があって、
笑ったとき口角挙筋が働いて口角を挙げると明るい笑顔になります。
これも良く噛んで口の周りのニ筋肉(口輪筋、口角挙筋や口角下制筋)を
訓練することによって、自然に行うことが出来るようになります』


と、いうことで
はつらつとした笑顔のためにも、歯のケアも考えてみたい。


“唾液効果できれいな歯を保つ”

唾液には、ものを食べたときの消化を促し、口の中を殺菌する作用がある。
唾液が少ないと口の中が乾き、虫歯や歯周病になって口臭を引き起こすが
十分に唾液が出ていればそれを防ぐことができるという。


とはいえ、加齢とともに唾液の量は減る。
口の中が乾いたときに、歯ぐきをこするように舌を右まわり、左まわりと
動かすことによって唾液が出てくる。


歯の健康のためにも、そして口元の筋肉をつけるためにも
心がけたいと思っているけれど、さてどこまで続けられるか・・・。



万緑の中や吾子の歯生えそむる
― 中村草田男(1901-1983)昭和14年所収 ―




セシル・ブリュネ