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愛と宿命の・・・第2弾

今年は、昨年までに比べ映画やビデオを観る機会が減っている。


ようやくクロード・ベリ監督の「愛と宿命の泉 フロット家のジャン」に
続く、第2作目 「愛と宿命の泉 泉のマノン」を借りて、観た。


プロバンス地方の自然の偉大さとそこに生きる人間の喜びと
悲しみがうまく描かれている。


第1作目の「愛と宿命の泉 フロット家のジャン」については
http://d.hatena.ne.jp/mursakisikibu/20100616/1276645322
以前、ブログに書いているので初めての方は読んでいただけるとうれしい。


マノンは父亡きあと、羊飼いをしながら暮らし、美しい娘に成長する。
このマノンにひと目惚れしたのが、隣に住むウラゴンである。
ウラゴンは泉のおかげでカーネーション栽培に成功し
叔父のセザールとともに豊かな生活を送っている。


全財産を譲ってでもいいから、ウラゴンは彼女と結婚したいと
願うがマノンは見向きもしない。


父の復習を誓うマノンは、迷った羊を追いながら泉の源をみつけた。
そして、せき止めてしまう。
村に水が一滴もいかなくなり村人が恐怖におののいているなか
ウラゴンとセザールが父親を死に追いやった一番の張本人であることを知る。


ウラゴンは、自分が初めて恋したマノンに振られ
庭の木に首をくくり自殺をする。
子どものいないセザールの落ち込みは、ウラゴンが死んだことや
家が絶えてしまうことのショックも癒えないなか、
またもう一つの真実にぶち当たり愕然とする。


その真実とは・・・


思いもかけない顛末に物語が大きく展開していくさまは、
胸がすくような感もある反面、何とも言えない人間の悲しさを見る。
そして叔父のセザールもまた全財産をマノンに遺すことを
遺言し、命を絶つ。


マノンに財産を残す・・・・。
勘のいい方は全貌を想像できるだろう。


厳しい自然のなかに生きる人の姿にこころが揺さぶられる
そんな作品である。



ひまわりジェイド