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すべての現象は因果関係で成り立っているという。


白の彼岸花(万博公園にて)


いま目の前に現れている存在(現象)には必ず原因があり
原因なしに結果だけが生じることはありえない。
その原因と結果を結びつけているのが「縁起」とか
「因縁」と言われるものだ。


たとえば、植物の種は水や空気、光や温度といったさまざまな
条件が整って、はじめて発芽し、成長する。
縁がなければ何年たっても発芽しないのだそうだ。


このことを裏付けるおもしろい記事を読んだから抜粋しよう。


※※※


「風が吹けば桶屋が儲かる」は、桶が味噌やしょうゆ、酒の容器として
必需品だった時代には、大いに人気があった話である。


春先、空気が乾燥しているときに風が吹くと、ホコリが舞う。
そのホコリが目に入ると、それが原因で眼病を患うひとが増え
医療の稚拙な時代には眼病が悪化して失明にいたるケースもあった。


そして昔は失明したひとは三味線弾きになることが多かったという。
そこで、三味線弾きが増えることになる。


三味線の胴の部分には猫の皮を張るが、三味線弾きが増えると
三味線の需要が増えて猫が減る。
とくにメス猫の皮が使われるため、猫の減少は著しかったという。


そして、猫が減ると鼠が増える。
増えた鼠があちこちで桶をかじってダメにするから
今度は桶の需要が増える。
桶の需要が増えると桶屋が儲かるというわけだ。


※※※

ということで、物事には必ず原因があり、その原因が
思わぬ結果を生み出すということを平易に解説している。


今日は彼岸の中日である。
やはり遠い先祖のことに思いを馳せ
家族が安寧に暮らせていることに感謝したい。span>