ストレスをなくすには、リラックスを増やすことだ。

ほどよい怠けは、生活に風味を添える。
・・・・槙井基次郎 「犬を売る露店」


生きていくこと、仕事をすることは、ストレスとの調和をはかる
努力の連続と言えるかもしれない、と精神科医の斉藤茂太は、言っている。


だが、ストレスは悪玉と決め付ける最近の論理を知ったら
ハンス・エリエは困惑した表情を浮かべるに違いない。
セリエは、何らかのプレッシャーが加わると交感神経の働きが盛んになり
血管が拡張するなどの反応があらわれると見いだしたが、だから
ストレスは健康に悪いとは言っていない。


「ストレスは人生のスパイスだ」という言葉ものこしているそうである。


ストレスには、健康に与えるマイナス面もあれば
心にハリを持たせ、やる気や行動力を引き出すプラス面もあるという。


ストレスのマイナス面を回避するには、ストレスを溜め込まないことが
いちばんだ、とは誰もが思う。


ときどき、自分の内面を見つめる習慣をつけておけば
ストレスが満杯になると独特のサインを出すことに気づくようになる。
そんなときは、自分流の方法でストレスを上手に放出してしまえば、
よいとも言っている。


著者の斉藤茂太は、STRESSで、ストレスをやっつけているそうだ。
最初のSは、スポーツ、Tはトラベル、Rはレクレーション、
Eはイート(食べる)、Sはスリープ、最後のSはスマイルだという。

なるほど、


このていでいくと、わたしはどのような方法で
ストレスを回避しているだろうか、と考える。


極度の緊張と過度のプレッシャーから開放されたいま
ストレスとは無縁のような気もしている。
在職中にかかった「突発性難聴」「帯状疱疹
ときどき起こる「口唇ヘルペス
強気なわたしも内面では多少繊細さも持ち合わせていたのか・・・


今はわが身に大きな負荷をかけないよう、それなりにほどほどに
愉しみも追求しながら日々を重ねている。
だから・・・


からだの調子はすこぶる、いい。
どこも痛いところがなく、持病もなく、薬などとも、一切縁がない。
規則正しい生活と食生活、適度な運動としてのウオーキング。


リラックスばかりの生活だからか、時々感傷的な
気分の度合いが高いことがある。
わが心を、解き放ち、大切に生きよう。
いつも思っていることである。

京都植物園の秋バラ