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わかるとできる

パソコンは、わからないと難しく感じる。
わからないままにしておくと、ストレスがたまりそうになる。
わかると、なーんだ!と思うほど簡単なことの連続でもある。
かの高齢女性のパソコン習得は少しずつ進捗している。


今ワードで文書作成をやっていて
エクセルやメールにも挑戦したいと意欲満々だ。


パソコンのOSはXP、オフィスソフトは2003だ。
当然「ワード2003」のテキストなどもう販売されていないから
適当に文書を用意し、その編集をまとめてやる形態をとっている。
資格取得まで求めなければテキストなしでも充分対応できる。


彼女の学びたい意識は、こちらが驚くほど貪欲で一生懸命であり
楽しそうに課題をこなしてくれる。
文書作成の極意は、スピーディに正確な文章が打てること
そしてすっきりとした見栄えのいいレイアウトも大事だ。
オフィスなどで活用することがない、といっても
せっかくだから、その要点はきちんと伝えたい。


べた打ちした文章をまとめて編集することがコツ。
編集しながら打つと時間がかかり、レイアウトにムラができる。
段落番号、文字を揃える均等割り付け、インパクトある表題なども
「ショートカットメニュー」を使いまとめて編集する。
諸々出てくる専門用語や、ツールの名称もゆっくりでいいから覚えてもらう。
そのたびにノートを取る彼女は真剣そのものだ。


一度作成した文書をもう一度「入力から編集まで」を宿題にしておく。
果たして出来上がりはどうか・・・
切り取り線にテキストBOXを入れ「テキストの追加」で
文字を入れることも完璧にこなしていた。
途中、「図形描画」で勝手にボックスができてしまい
消すのに苦心したらしい。
「ひゃぁすごい!よく出来ましたね〜〜」
こちらも感嘆の声をあげて伝える。
実際驚いている、優等生である。


「覚えてもすぐ忘れてしまうわ〜」という彼女に
「たくさん失敗してね、忘れてもいいのです、また思い出しますから」と
何度も、自分でマウスを使い失敗したりを繰り返してもらう。
一つひとつからだで覚えてもらうのだ。


このあいだは、表作成に挑戦。
「セル」という語句もきちんと覚えてもらい
行や列を「セルの結合」「セルの分割」などで一つにしたり、割ったり
セルを増やしたり減らしたりなども難なくできるようになった。
枠や線を太線や点線などで、メリハリのある表に編集する。
いろんなツールを使いこなすと、見やすい表になり
全体としてしまりのある文書ができた。
これだけでも、地域の回覧板や告知の文書には充分過ぎるほどになる。


「いやぁわかると簡単ですねぇ〜」
「オッケーイ!!」
女学生のような生き生きとした言葉が返ってくる。
嬉しくてたまらないようだ。
右手の震えもゲームの「ソリツィア」で遊んでもらい
ドラッグやダブルクリックなどをやっているうち
少しずつ解消しているようだ。


新しいことを習得することが感動の連続でもあるらしい。
どこぞの宣伝文句ではないけれど
「わかるとできる」は、やっぱりおもしろいようである。



彼女が育てているランをいただきました。
株分けで増やしているそうです。