人生の選択

今日から5月である。
大阪はどんより曇り空、いまにも泣き出しそうな具合である。


若葉の季節になると妙にもの悲しい気分になるのが
例年の習性のようになっている。
両親、義父母、夫、義姉をこの月に喪っていて
薫風のさわやかさとは裏腹に、切なさがあふれるのである。


そのことに加え「心が浮かない」ことが、ひとつ増えた。
何となく気分が冴えない、落ち着かない。
なぜなのか?それは今、言えない。
生きていると悲喜こもごも、さまざなまことに人は遭遇する。
愛する人との別離や、会いたくない人との出会いなど
愛別離苦」は、生きかたの旅の途中で、それぞれに顔を出す。
人やモノとの出会い。
仕事や人間関係など一瞬一瞬を切り取って生きていく。


人生の転機と言えるような大きな選択を
迫られる時機が人間には、ある。
その選択の如何によってまた「これから」が大きく変わるのだ。


わたしは自分の意思により、ある選択をした。
半月ほど前のことである。
そのことが正解なのか、間違いなのか、まだわからない。
あるのは、安堵した気持ちと寂寥のような変な
わびしさが相反してあるのみである。


未知のことは、わからない。

読んでいただいている方には、隔靴掻痒(かっかそうよう)だろう。
申し訳ない。


今日のお天気のように、どんより感が
沈殿している今のわたしである。
すかっとした初夏の色に染まりたいものである。


さぁ、あれこれ思い煩わず可愛い花たちに水遣りをしよう!