からだを柔らかく(股関節編)

朝のテレビ体操と並行して、やっているストレッチに
「真っ向法」というのを行っているので紹介したい。


真向法(まっこうほう)は 血行を良くし疲労を軽減するだけでなく 
姿勢を正して肩こりや腰痛防止にも効果があるようで 
人気のある体操である。
いたってシンプルで 四つの体操しかない。


真向法は 床に座って礼拝をするような動作を繰り返す
畳一枚分ほどの広さがあれば十分で 老若男女を問わず実践できる。
体操は四種類の基本動作からなるようである。

体操の説明は 正確を期するため 真向法協会の
「ヤング真向法」から引用します。



両足をそろえ 足の裏を出来るだけ上に向け 両膝を床に近づけて座ります 
この座り方を「楽座(がくざ)」といいます 踵(かかと)と股の間に 
握り拳が縦に一つ入ると 両膝と踵が一直線に並びます。


股関節から 脚の外側の筋肉が萎縮している人は 膝が床につきません。
無理におしつけてはいけません。 
膝を両手で軽くおさえ 少しずつつける練習をします。
赤ちゃんは皆この楽座で座ります。したがって 
この座り方は最も自然で 素朴な座り方なのです 。


はじめは腰が折れがちです 両手で足先をつかみ 腰を立てて下さい。 
つまり臍下丹田・ボールの定点位置(肛門と生殖器の間 
会陰(えいん)のツボ)で座ります。 
これを立腰ともいい 正しい姿勢作りの基本です 。


ベルトラインが水平になり 胸を張り あごを引き 
前方を真向に見つめた 正しい姿勢です。

次にお辞儀の要領で 上体を腰から前に静かに傾けます。
腰のボールを90度 前回転します 。
そのときの回転の軸点は股関節です。
絶対に腰椎を湾曲させてはいけません。
頭を床につけようとすると 腰椎が曲がります。


呼吸が大きなポイントです 
”息を呑む”これは驚いたときの表現 ”ホッとする”は
安心したときの表現です 。


私たちのからだは 息を吸うときは緊張し 息を吐くときは弛緩します。
呼吸を止めないで吐きながら 姿勢を崩さず 股関節から上体を前に傾けます


静かに息を吐き切ったら やや早めに元の真向の姿勢に戻ります 
つまり”一呼吸 一動作”が基本です 十回ほど 反復して下さい。


テレビを見ながら 目線を下げずに お腹を前に突き出すつもりで傾けます。この体操によって 大殿筋から外側広筋・長腓骨筋など 脚の外側の筋群が徐々に伸びて若返ってきます。


背中は丸まっていませんか?
アゴがつき出ていませんか?
腰はちゃんと立っていますか?
両膝が床に着きますか?
左右の膝の高さは違っていませんか?

いかがですか?
このことはあなたの体にとって、とてもとても重要なことです。
たかが座り方なんですけどね。
股関節の柔軟性がないとこの座りはできません。


ということで、わたし自身は恥を忍んで告白すると
片方の膝が床に着かない,
従って左右の膝の高さが違う(ああ恐〜い)
でも少しづつ床からの距離が狭まっているように感じている。


股関節強化のために明日の寝たきりを防ぐために
根気よく続けたいと思っている。

次回は第2体操に続く・・・