からだの不調は・・・

先ごろ、シニア・ナビのSさんが、食事のあとに
体調を崩されたことを知った。
食事処での楽しい宴のあとだったらしく、姉妹全員が
下痢と嘔吐を催されたことをブログに記してあった。


快方に向かっておられるようで安心しているが
「食中毒」ようの,それの苦しみたるや、
わたしも経験があるのでよく、わかる。
救急車でかつぎ込まれ、入院の憂きめに遭ったことがある。
からだの消耗が激しいこと、このうえない。


Sさんは、あまりのからだの変調に
「どこか悪いところがあるのではないか?」と
心配になった、とも記していた。
からだの不調が突然訪れると、不安が一気に増す。
そのことも理解できる。


実は、わたしも似たような頃に似たようなことを体験している。
胃の鈍痛とムカムカと気分が悪くなったのだ。
お腹もグズグズと下しそうである。
それは先週末の夕食後に突然、起きた。


からだが、連日の雨日で冷えたのだろうか?


また、一瞬「食中毒?」がと
頭をよぎり、恐ろしさを感じた。
しかし・・・心当たりはない。


その晩は「スズキのお造り」と「煮物」、「炒め物」を食した。
お造りは、スズキを一匹買いし、わが家で調理したもので
新鮮そのもので、前夜も食べた。


気分の悪いのを我慢していると、猛烈な吐き気に襲われ
あわててトイレに駆け込むと、間に合った!
吐くときの苦しさといったら・・・
脂汗が出た。
食べたもの全部出してしまうと気分はすっきりし、
腹痛も便意も引っ込んだ。


大事を取り、からだを温め、早めの就寝にしたけれど
やっぱり思うことは、Sさんのように
「大きな病気が隠されているのでは?」という不安である。


ベッドのなかでツラツラ考えた。
もうすぐ還暦の誕生日を迎えるわたしは、
保険の切り換えや更新をしないといけない時期に来ている。
それらの保険をばっさり切ろうと考えていた。
かけ金の増額を受け入れられないからである。


しかし・・・待てよ。
長年かけてきた保険を切ったあとに
病気、入院となったら、困るなぁ・・・
掛け金が倍になっても、特約等に魅力がなくなっても
しばらくそのままにしておこうか、などと考えは尽きない。


歳を重ねると、小さなからだの不調ひとつでも
ずいぶん心配ごとが増えるものである。


吐き気の原因は、ついにわからず仕舞いであるが
一つあるとすれば、わたしの「行儀の悪さ」に
あるのではないかと思ったりしている。


夕食後、わたしは気もそぞろに読みかけの本を読み出した。
毛沢東の私生活」という、毛沢東の主治医が書いた著作は
恐ろしさと好奇心を駆り立て、息もつかせぬ面白さがある。
夜にDVDを観るつもりでいたから早く読み進めたい。


大きな声では言えないが、わたしは
ソファにふんぞり返り、足を投げ出す姿勢が好きなのだ。
本を読むのにちょうどいい。


2脚あるソファのひとつは、肘掛が高く堅い。
そして足を投げ出すには椅子の幅は短く、からだは、くの字になる。
食後のその姿勢で圧迫された胃が逆流し、気分が
悪くなったのでは?と思い返している。


胃も冷やさないよう「腹巻」をしっかり着け
行儀のわるいことはしないよう反省した。


それにしてもからだの不調は、ひとを不安に陥れる。
Sさんの一日も早い全快癒を祈る。