人間っていいなぁ

朝、明けきらない時間の歩行をすませ、朝食を摂り新聞に
目を通していると、いつの間にかウトウト・・・。
朝の9時ごろに昼寝?である。
携帯電話の着信音で目が覚めた。
寝ぼけまなこのダミ声で出てみると
昨日のオフ会に参加した東京組のひとりである。

彼らは同じところに投宿していて
朝ごはんの最中らしい。
ざわざわと食器のすれる音や会話が聞こえる。


午前中、帰宅の途に着くまでの時間、大阪を見物したいが
どこがいいか?と訊く。
大の方向音痴のわたしも、それぐらいならすぐに返事ができる。
大阪を代表するコテコテの「通天閣」や「道頓堀」を紹介したが
どちらも本当は夜のほうがきれいかも知れない。


イケメンオジサン2人と熟女ひとりの珍道中ならぬ
小さい旅の始まりだが、大阪をしっかり心に留めて
オフ会とともに素敵な思い出にして欲しいと思う。


朝、歩きながら昨日の「シニア・ナビオフィシャルオフ会」の
ことを反芻していた。
とにかく愉しい!あったかい!
どうしてこんなに抱きしめたくなるほどの親近感を
抱けるのだろうかと思うほどである。


参加者はメンバー25名、ナビ事務局が社長や事務局長、
スタッフで4名ほど。
いつものことながら若いスタッフは根気強く
シニア・ナビのメンバーの面倒をみてくれる。


メンバーのだれかが「料理がまずい」
「野菜ばかり食べておれない」とスタッフに言っていたけれど
理解できるような気がしている。
昨日のメインメニューは「近江野菜」が主である。
前回の東北の魚介に続くこだわりメニューだ。


確かに男性シニアには物足りないかもしれない。
女性陣には受けるダイエット食のように感じた。
いずれにしろ、百戦錬磨の人生の達人たちの
口を満足させられるのは容易ではない。


わたしは、欠食児童のようにパクパクパク・・・
テーブルが変わっても箸を動かし続けていた。
緊張するとお腹がすくものである。
ようやくまともに言葉を口にし始めたのはずっと後になってからである。


昼の最中にこうして全国から(大風呂敷?)集う、オフ会の熱さを思う。
そしていつものことながら、ブログやギャラリーなどで
交わした相手との「ご対面」で驚くことの連続でもある。
良くも悪くもイメージとのギャップがあり、おもしろい。


漠然とハンドルネームだけを知った方との会話も、厚みが増してくる。
さすがに練れた人ばかりで、話を聞くことの大好きなわたしは
一人ひとりの人生模様に深くうなずき、心が打たれる。
このようなときに「人間っていいなぁ」と思うのである。
文章だけのお付き合いより、こうして会ってじかに接するほうが
人間的深みをたっぷり感じる。


四国からいらした女性のKさん
もう圧倒されっぱなしであった。
楚々としたブログのイメージとは少し違ったけれど
彼女のダイナミックな懐の大きさと温かみを感じずにはおれない。
妖艶さもさることながら、ウィットに富んだ会話が素晴らしい。
一度知り会うと離れがたい強烈なオーラがあるのだ。
ブログとは違う面をみて益々、好きになった。


同じく四国からいらしたY氏のイメージのギャップも大きかった。
いつもギャリーのコメントはエスプリが効いて印象的なものが多い。
思わずぷっと笑ってしまうそれに、どんなひとなのだろう?と
密かに深い関心を抱いていた。
いやぁ、まるで宮尾登美子の小説に出てくる豪快な男そのものだ。
語尾に「しぃよる・・・」などの言葉を聞くと
いっそうの愛着を感じるというものだ。


三次会までご一緒したAさん。
絵画のサークルの管理人をされている。
プロフからのイメージはとても威厳があり
近寄りがたい感じがあった。(勝手に思い込んでいた)
しかし実際お会いしてお話ししてみると
とても気さくであったかくて
生身の人間の良さをひしと感じた。



そうそう、初参加で最年少のTさん。
大阪の親分さんから、いきなり二次会の司会を押し付けられて
それでも堂々と、愉しく仕切ってくれた。
ありがとう、Tさん。
おかげで随分と場が盛り上がりました。


参加者25名のうち半分以上が初対面である。
書ききれないほど、それぞれの印象とあったかい人間性に触れ
久しぶりに「人間が好きだ」と声を大にして言いたい気持ちになった。


魅力的な参加者全員のことに触れたいが、次の機会にしたい。


参加者のみなさま、ありがとうございます。
お疲れさまでした。
セッティングしていただいた事務局の皆さまお世話になりました。


朋あり遠方より来る、また楽しからずや。
カメラは持っていってもカバンから出す余裕がなかった(';')



画像は夏水仙