共通の悩み

わがマンション理事会の広報を仰せつかって半年が過ぎた。
10棟あるなかの2棟ずつが一つの単位の「部会理事会」になっていて
わたしの居住している部会の世帯数は220軒超である。
全体の総世帯数は1000軒ほどになる。


「コミュニティ新聞」は既に発行されていて専任のスタッフがいる。
「かわら版」は初の部会のモデルケースとして始まった。
月一の割で発行しており、号を重ねるごとに反応を実感している。


「双方向」を大切にする意味で、投げかけた問題に
意見を募り、そのことに答える形式を取ったことが
奏を効したのか「賛否両論」意見は増える一方である。


部会の共通の悩みに悪質な「子どものいたずら」が、ある。
汚物報告では、子ども(小学校低学年〜中学生)の
「おしっこ」が圧倒的に多く、記することも恥ずかしいぐらいだ。
エレベーターの中や通路、階段などでのそれが月に数10件と上り
管理センターの仕事を増やし経費増にもつながっている。


しかもその犯人?の子どもは、居住しているかどうかさえ、わからない。
オートロックであるにも拘わらず、住居人の子どもと一緒に
簡単に入ってくるからだ。


おしっこ以外のことでも由々しきことがある。
ひとつの例を挙げれば、エントランスホールが
子どもたちの溜まり場、遊び場になっていることであり
片付けてくれれば、さほどの問題はない。
昨今、子どもの遊び場も少なくなっていることから認めている。


ところが深夜遅くまでおしゃべりしたり、飲食物を持ち込み
散らかし放題で跡にすることである。
喫煙も目撃されている。


このことに関しては明らかに「近隣の中学生がグループで」と
いうことがはっきりしており、注意をしてもいたちごっこで
一向に改善されない。
出入り禁止を申し渡すと今度はその親が逆ギレして来る、と
いうありさまである。


既に「エントランスホールを閉鎖の方向に」という記事を出すと
子どもを擁護する親の大反目で是認する投書もある一方で
遊びの質の悪さに閉口する意見が、多数を占める。


このように「かわら版」は活発な論議を醸し出し、嬉しい悲鳴を
挙げてはいるが、記事の構成の見直しの必要もある。


諸々対処の仕方など知恵を出し合っているが
さぁ、これからどのような展開になるのか検討もつかない。
しんどさを感じ始めているこのごろである。