いよいよ、年金受給手続き

60歳の誕生3ケ月前に「年金手続き」に関する書類は
届いており、記入だけは早々に済ませていた。
誕生日を過ぎてから提出することになっている。
郵送するか、年金事務所に出向くか迷ったが
記載漏れなどがないか心配になり、けっきょく持参した。


「住民コード」なるものも役場で取った。
身分を証明するものも、もちろん持っていった。
あと通帳なども確認する。


空いている時間帯を選び午後の3時ごろ最寄りの
事務所へ行くと意外にも閑散としており、
ひと通り書類を照合すると、あっけないぐらい簡単に手続き完了である。
もっと時間を取られるかと思っていたから、気が抜けた。


「老齢厚生年金」の年金請求申請から60日後に自宅に
年金証書が届き50日後に支払われるらしい。
なんと時間を要するのものか、と思う。
企業年金」は、年金証書が届いてから請求することになるようだ。


この手続きに向けて頻繁に年金事務所から書類が届いており
年金の総額もだいたい、掌握できている。
微々たる金額がどんどん減っている感がある。
企業年金など最初の提示より2割弱も少ない。
もっとも途中で倒産しており連合会へ移管されてから
まとまったモノを受け取っているせいでもある。


支給の特例は、生年月日で違うことは周知のとおりだが
若い世代になるに従い恩恵が薄れ、受給開始が遅くなる。
団塊の世代より少し遅めのこの年齢ですら
年金の実態を知ると憤りや情けなさが増してくる。
よく暴動が起きないものと、思う。


65歳になり満額の年金支給になっても、心もとない。
生きている限り、趣味と実益を兼ねたアルバイトは
細々とでも、愉しみながら続けたい。


それでもよくしたもので、つつましい年金世代になっても
贅沢をせず「文化的生活」を少々我慢すれば、雨露しのげ
飢え死にしない程度には暮らせる。


何しろ家計費を占める子どもの教育費が要らないのと
ローン返済の終わった家では管理費だけの住居費になる。


かつてのように宝石やアクセサリーやバッグ類を
漁ることもなくなったし、あえて言えば物欲がなくなった、いうべきか。
年齢とともに嗜好も変わってきており
内食が口に合い家で作る食事を、一番おいしいと感じるようになった。


歳を重ねるとこういうところに特典が?出てくるのか。
収入に見合うだけの支出になっていく。


とにかく病気になってお金を使うより、ならないようにするのが先決。
心とからだの健康を維持させるための出費はいとわない。
来る年金生活に向けて生きる知恵が必要である。