姑根性か・・・?

まったく、わたしも少しひねくれているらしい。
わがままと言うべきか・・・
たぶん、わがままな部類に属するだろう。
息子たちが聞いたら気を悪くするだろうから
口が避けても言えない・・・。



↑バラのレリーフの白い鉢は、気に入っている。


誕生祝に「寄せ植え」の鉢を息子夫婦から贈られた。
以前からリクエストしていたから、嬉しさは変わりない。
しかも「ロベリアの寄せ植え」である。
わざわざ、ふたり揃って買いに出かけたようだ。
そして仕事を終えてふたりで持ってきてくれた。


でも、正直言ってちょっとがっかり・・・
何故なら・・・
同じロベリアのそれでもなんとなく野暮ったい。
平凡な花材ばかりで、垢抜けないのだ。
「ロベリアの寄せ植え」は、変わった花やアレンジが素敵で
いつも見ているだけでため息ものなのである。
自分では買えなくても、祝いにはぜったい欲しいと思っていた。


昨年までは選った「クリスマスローズ」の鉢植えをリクエストしていた。
それらは見事に枯らしてしまったけれど。
にも関わらず今年はそれをねだり、そして実行してくれたのだが・・・


息子よりひとまわり若い嫁ごが、言う。
「お義母さん、特に鉢選びには時間がかかりました」
1時間もかけたのだという。
確かに鉢のセンスはよろしい。
迷っただけあって、なかなか素敵なのを選んでいる。
わたしも大変気に入った。
ありがとう。


問題は、花・・・
二人が花を選んで、店のひとにアレンジしてもらい
寄せ植えにしてもらったのだという。
手間も心もかけている。
そして既成ではなくオーダーだから多少値も張るのではないか。
なのに、わたしは気に入らないのだ。


こんなこと、花が聞いたらがっくりして早々に枯れるに違いない。
ごめんなさい・・・花たちよ。
せっかく生き生きと競って可憐さをみせてくれているのにね。


わたしは、ひと言、彼らに言っておくべきだった。
「寄せ植えは、既成のにしてね」と。
自分で花などを選ぶと、どうしても野暮ったくなる。
贈答にはやっぱりプロが作った寄せ植えだ!


せっかく彼らが気持ちを込めて選んだ「寄せ植え」に
わたしは、ナンクセをつけている。
これを姑根性といわずして、なんと言おう。
ああ〜何という意地悪かと思う。


野暮ったい寄せ植えも、毎日みていると
愛着もあり、いとおしさが出てきた。
来年の春ごろまでは、咲き続けてくれるだろう。
それまでは、仲良くしようね・・・