やっと・・・

先日は気ぜわしいときに健診を受けに行き、
今日はまた、この冬一番の寒い日に何をしたか・・・
やっと、5歳児と3歳児になる孫の「七五三」をすませたのである。


古来、七五三は3歳を「髪置き」、5歳を「袴着」
7歳を「帯解き」の祝いといい、大事な人生儀礼とされてきた。
単に、こどもに綺麗な衣装を着せて写真を撮るだけではなく、
神様から守っていただけるよう、家族でお参りすることに
価値がありそうである。
時期は11月15日ごろが主だが12月いっぱいでも構わない。


それにしても・・・延び過ぎだ。
10月ごろから用意していた二人のそれが
父親の仕事やチビたちの体調で伸び
そうしているうちに発表会の準備や本番に明け暮れ
ズルズルと過ぎていった。


まったく近頃の子どもたちときたら、忙しい。
今年中にちゃんとできるのかしらん?とばぁばは、気をもんでいた。
やっとトウチャンの仕事の調整がつき、暮れも押し迫ってからの
七五三である。
のんきさにかけては、褒められたものではないが、
娘も、しっかり母の血をついでいるようだ。


5歳と3歳の着付けは、ばぁばの役目である。
袴を着せるなど、何年ぶりだろう。
娘の短大の卒業式以来だから、もう着せ方も忘れつつある。
もっとも子どもだから多少手を抜いても
わからないようなものだが・・・


かえでの着物は、ママが小さい時に着たものだ。
親子2代で着る記念すべき「晴れ着」である。
かつてのその写真を見ると、かえでと似た顔が同じように並んでいる。
違うところは母親であるわたしが、自分で着物を着て
娘にも着付けしてやった点である。


いま、娘は子どもの着付けはおろか、自分でも着ることができない。
すべて親がかりで
「お腹が大きくなければ、わたしも着物を着たかった」などと言っている。


午前中に無事、お参りを済ませたけれど、ツカレタ・・・

何がしんどかったって・・・
娘のときと違って孫となるとずいぶん、やりにくさを感じた。
何しろ、じっとしていない。
足袋も草履も、履かせるのに難儀した。
着てから走り回るし、寝ころびそうになるし
一時間も経たないうちに着くずれしている。


潤平のほうは、さすがに落ち着いていて
祈祷した「七五三の袋」をうやうやしく頂くと
それが、気になって仕方がない。


とにかく、ばぁばは、疲れたのと寒かったのとで
風邪をひきそうになった。
やれやれ・・・。