一の心、初の心、正の心で

一というはじめの数にふみだす
日なり今日なり正しくあらん


九條武子(明治20年〜昭和3年)大正時代の歌人


初日の出こそ拝まなかったけれど、一日が明けただけで
気持ちがあらたまる。
昨日と変わらない今日なのに静謐で気高く、手を合わせたくなる。



昔から「一年の計は元旦にあり」と言われてきた。
いろいろ誓願しつつも、いつの間にせっかくの
誓いもどこかへ置き忘れた感じになっている。


まずは、
生かされていることへの感謝を念頭におきたい。
怒らない
愚痴を言わない
傍を楽にする・・(ちょっと難しいか?)


そして、ささやかな「学び」を秘めて
力まず歩もう・・・


一瞬一瞬の積み重ねを、そして毎日を
誠実に生きることが人格を磨くことにも通じる。


「一は道であり、真であり、善である」と老子は語り
易経では「天」を指すという。
また「正」という文字は「一以て止まる」と書くらしい。


この一年、一の心、正の心へと、さらりと生きたい。


ブログへお越しいただいた皆さま
あけましておめでとうございます。
昨年はいろいろお世話になりありがとうございました。

今年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
皆様のご多幸を心よりお祈りいたします。