気になっている「木」がある。
果物だろうけれど、名前がわからない。
わからないとよけいに知りたい気持ちが募る。
その木は、市の遊歩道を散歩していたときに見つけた。
人口の小川に沿ってひっそりと植えられていた。
1メートルほどの小さな木に、レモンのような
ポンカンのような変な実が、ぶら下がっている。
よく見ると葉っぱはミカンに似て、棘もある。
実は触れると、重くて固い。
カリンほどはっきりした匂いではないが、かすかに甘い香りが漂う。
う〜ん、なんだろう?
気まぐれにその果実の絵を描き、わがブログに挿絵として
載せていたところ、シニアナビのメンバーから
「ハヤト瓜」ではないか?とメールをいただいた。
ハヤト瓜?初めて聞く名である。
さっそく検索してみた。
う〜ん、似ているけれど葉っぱが違う。
キュウリやトウガンなどのウリ科のようだ。
市の「緑地公園課」にメールで問い合わせてみた。
ほどなく市から電話で場所を聞いてきて
「よく調べてみます」、などと言ってくれたが
それっきり、なしのつぶてである。
市もわからないのだろうか。
もう一度確認したくて、その実を見に出かけた。
雨の降る日である。
少し見ないあいだにその木は無残な姿になっていた。
葉っぱが散り、実は1,2個残っているだけだ。
カラスにでも食べられたのだろうか。
かすかな甘い香りの果物の名、や〜い。
だれか知っていたら教えて欲しい。
変なところで粘着質のわたしがいる。