新しい命

朝11時前に娘の第3子誕生。
帝王切開だからあらかじめ入院しており
予定どおりに、大きな産声をあげて3キロ近い男児が生まれた。
よく動きまわり、やんちゃな感じがするほどには
体重は多くもなく少なくもない。
無事、生まれてくれてありがとうと感謝するのみである。



産湯を使ったばかりの赤ん坊が、生まれて20分ほどで
ベビールームにお出ましだ。
みながガラス越しに顔をくっつけるように新しい家族を見守る。
生意気にも新生児は手足を広げ、大あくびをし、眉間にしわ寄せ
顔をしかめるなど表情は多彩だ。


「指が長いなぁ」
「手が大きいなぁ」
「ずいぶん赤い顔をしているなぁ」
「あ、潤平にそっくり!」
「いや、かえでにも似ている!」
それぞれ言いたいことをいう。


隣には数時間前か一日前かに生まれたベビーが、すまし顔で寝ている。
少し時がたつと、あんなにおませな顔つきになるのだ。


手術が始まるのを家族みんなで見届け、生まれるのを待っていた。
潤平は幼稚園を休ませ、婿殿の母上、長男の嫁が同じように
つきあってくれた。
潤平は従兄弟が来ていても一緒にに好きな外遊びにも行こうとしない。
生まれた赤ん坊を見ると安心や納得などしたのか、
さっそく外へ出て遊びたいと催促している。
子どもながらに、弟の出産を待ちわび、気にかけていたようだ。

3歳のかえでは「やさちゅくちゅるねん!」(やさしくするねんの意)
いっぱしのおねえちゃんカゼヲふかしている。
(サ行が苦手だ・・・)


良かったね、おにいちゃん、おねえちゃん
これから、弟のことをよろしく頼むよ。
いっぱい可愛がってなぁ。