写真の「撮られ上手」になる方法

デジカメやスマホの影響で写真を撮る機会が増えている。
植物や風景などにカメラを向ける場合がいいが
自らが被写体になると、もうNO!である。



歳を重ねるにつれ、写真を撮られるのがイヤになる。
特にスナップのひどいこと・・・
思わず目をそむけたくなる。
年齢をしっかり現してくれる。


何とかマシに映る方法はないだろうか、と思っていると
過日の日経紙に、「撮られ上手の」コツと言う記事があった。
紹介してみよう。


最初に意識すべきは、きちんとした姿勢。
その次にポーズを決め、最後に表情を作ると
写真慣れしていない人でも
きれいに映ることができる、という。


姿勢については、ピンと背筋を張れば
女性なら明るくさわやか、男性なら信頼感がある雰囲気を
演出できる、そうである。


正しい姿勢ができず、猫背になると顔が下を向き、
頬が下がり疲れたように見える。
反対に背中が反り返ると顔が上を向き、偉そうに見える。
なかなかむずかしい。


背筋をぴんと張るには、
へそと両バストのトップを結ぶ三角形を真上にぐっと引き上げる。
すると腹筋と背筋に力が入り、胸が張り背筋がすっと伸びる。
椅子に座っていても同じ要領で上半身の三角形を意識するといい。


次にポーズである。
良い姿勢でもまっすぐ立っているだけではダメ。
体を少しひねると写真のなかに動きが感じられ
生き生きと写る、らしい。


ひねり方は、カメラに横顔を向けるように、斜めに向って立ち
足を動かさずに顔をカメラに向ける。
手の置き方にもポイントがありそうだ。
女性なら腰に置き、男性ならポケットに入れると
手持ち無沙汰な感じが避けられる。


姿勢、ポーズが整うと、最後は表情。
「口角と眉を上げて」と言われてもむずかしい。
慣れないと目元や口や頬が連動せずに、不自然になる。


写真家の大阪芸大教授・織作氏によれば、
「無理に笑顔を作るのではなく、楽しい気持ちになる」のが大事だという。
視線の先はカメラレンズのやや上がよろしいようだ。


さらにうまく撮られるには、斜め上から顔を撮ると
目が大きい印象になる。


ということで、今まで無頓着に写真に収まっては
あとで臍を噛む思いをしているわたしだが
少しはマシに映るコツがあるようだ。
意識してみよう。
「はい、チーズ」などとニンマリばかりもよろしくない。


年々、写真きらいに拍車がかかる。
写真など、もうそれほど残したくもない、と思うが
せめて仲良しグループの集合写真だけは、目をそむけずにいたい。


皆さまは、いかがだろうか。