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灯火親しむ候

読書から

以前、日経新聞に連載されていた、安部龍太郎著「等伯」を
読んでみたくなり、近くの書店に足を運んだ。


安土桃山時代から江戸初期にかけて活躍した絵師・長谷川信春(等伯)を
主人公に、一心に画業に打ち込んだ生涯を描いた小説である。


[:
万博公園のつわぶき



最近は、コミックや文庫本が幅を利かせているショッピングセンター内の
書籍コーナーには「売れ筋」だと思うのに置いていなかった。


ネットで取り寄せようかとも思ったが図書館で借りることにすると
こちらも予想どおり貸し出し中で、3番目の予約となった。
手元に届くまで3カ月ほどかかるか?
何事にもせっかちなわたしが、これほど待つことにしたのも珍しい。
時間はたっぷりある。
急ぐことはない。


代わりに借りてきた本が、瀬戸内寂聴著「烈しい生と美しい死を」
林真理子著「いいんだか悪いんだか」
日本エッセイストクラブの「死ぬのによい日だ」
そしてまだまだ読み続けている佐藤愛子のエッセイ2冊である。
佐藤愛子は読んでも読んでも、飽きない。
読み尽くしたいと思っている。


孫崎享の著書「戦後史の正体」は、高校生でも読める本と
銘打っているだけあり中身の重さに比して読みやすい。
それでも時代背景を認識しながら読んだので1週間ほどかかった。
敗戦後、マッカーサーがやってきて日本国憲法に取り組んだ経緯。
安保条約や、どうして今の日本がアメリカのポチになり
「対米追随路線」を踏襲しているのか、おぼろげながら知ることができた。
もう一度読むとしっかり頭に入るかも知れない。


昨日は一気に、寂聴を読み終えた。
気持ちを切り替えるのには、本にのめりこむのが一番である。



神様から与えられた黄金の時間・・・
炬燵のなかで無心にページを繰ることが極上のときに思える。
灯火に親しむのにいい季節だ。


しばらく留守にいたします。
いつもありがとうございます^^