奈良の寝倒れ、大阪の食い倒れ、京都の着倒れ


奈良は、大阪や京都などの商魂たくましい?観光地に比べ
ずいぶんのんびりしているように見え、大らかでダイナミックに感じる。
何しろ広い、樹木が大きい。
歩いても、歩いても歩き甲斐がある。



閉期間近い「正倉院展」を先週末、見に行ったけれど
予想どおり、長蛇の列は1時間以上の待ちになっている。
チケットは早くから入手しており早く行こうと思いながら
延び延びになっていたものである。
これほどの混雑とは!!
並んでまで入る気持ちもないので、そのまま
奈良公園春日大社などの散策を決め込んだ。


シカは人と共存しているかのようにあちらこちらに遊牧?しており
おやつのシカせんべいを人間が与えてくれるのを気長に待っている。

可愛らしいつぶらな目をしている。





(知人が持っていたアンケート用紙をひったくるように
食いちぎり、食べてしまった)


まずは会場の敷地のなかで弁当を買う、珍しく中華である
正倉院展記念弁当」と銘打っているせいか
包みも中身も格調高いこだわりが感じられ、なかなかおいしい。


実は奈良を訪れるたびに思うのは、『寝倒れの奈良』は
商売気が少なく京都の様な洒落た和食店舗がみあたらない。
そこで奈良国立博物館のお墨付き弁当を買って自然の中での昼食を試みたのである。



メニュー


人の少ない「浮見堂」のなかで食べた。
心地よい風が吹き抜け寒くもなく、申し分ない環境である。




浮見堂



鎌倉時代に建てられたこの建物は宝形造りでかやぶき、
四方の板に丸い窓がくりぬかれていて非常に珍しいです。
元々春日大社のお経の倉庫であったようです。





二月堂へ向かう途中の旧い墨やさん。
奈良は墨が有名である。
ものすごく高価だ、墨の匂いがぷんぷん。



春日大社から若草山に至る木々の中に立つ茶屋。
大変古い店だが萱葺屋根が新調されていた。
夏場の緑茶金時氷と冬場の甘酒や安倍川餅がいい)




お水取で有名な二月堂




二月堂の舞台から眺めた奈良市内です




[:
南大門にある運慶作(1203年)の口を閉じた吽(うん)形の
那羅延金剛(ならえんこんごう)


(二月堂から講堂跡や正倉院に向かう小道。稲を干している田に遭遇。
供物のお米を育てているのでしょうか。)




素晴らしい水彩画を描いているひとに出会い写真を撮らせていただいた。
あまりひとが通らない裏道は絵になるスポットが多い。


京都と奈良、どちらも大好きなところだが
わたしは鄙びた、そして壮大なロマンを感じる奈良が特に好きだ。
また訪れたいと思う。
商魂たくましくないのが何よりいい。