10か月ごろの孫・・・ばぁばが描きました^^
わが娘の第3子、蒼輔(そうすけ)は、この28日で
満1歳の誕生日を迎える。
「去年のいまごろは、まだお腹の中だったのよねぇ」
ことあるごとに感慨深気に娘がいう。
今年小学校にあがる潤平と、幼稚園の年中になる4歳の花楓(かえで)に
続いて、指折り数えて待ち望んで生まれた。
日々、目がまわる忙しさのなか「可愛い~~~~可愛い!」を連発して、
抱きしめ目を細めているわが娘がここまで子煩悩になるとは!
親のわたしも意外に思うほどである。
お兄ちゃんが幼稚園から「水ぼうそう」をもらってきて
当然のように4歳に移り、赤ん坊にまで感染してしまった。
みな、顔やからだに赤い発疹をつけて、しばらく家にこもっていた。
熱がないのが幸いで、上機嫌で遊びまわり、全員がようやく完治して安心している。
ソウスケは生まれたとき、2500gと普通よりやや小さめだったが
母乳と貪欲な食欲のおかげで、いまやどっしりとして
「アサショウリユウ」顔負けの体躯?の持ち主である。
最近の赤ん坊ときたら、マセている。
生まれたときから、つるりと卵の殻を剥いたような
真っ白いきれいな肌をしていて、手もグウなどしていない。
しっかり長い指を開いている。
目も見えているようにぱっちり開けている。
生まれたてのわがソウスケは、浅黒い顔の額にシワを寄せて、
ひと世代まえの赤ん坊のように「お猿さん」のような顔立ちだった。
鼻ぺちゃは、仕方がない、わが家系のDNAだ。
でもどうしてこんなに肌が浅黒いのだ??
ガラス越しに見るよその赤ちゃんと身比べては、
うう~む、と内心思ったものだ。
こんなことは口が裂けても娘には言えぬ・・・。
ところが、だんだん卵の殻がとれていき
まっしろなきれいな肌になっていくのに時間はかからなかった。
「えらい抜けてきたねえ・・白くなって」とばぁばが言うと
「そうなんよ、わたしもちょっと心配したわ~」
やっぱりママである、感じていたようだ。
離乳食を食べるときのソウスケの真剣な表情たるや、びっくりである。
まるで欠食児童だ。
隣のママの肩をつかみ、腕をたたき「まんまぁ」を、催促し、せっつく。
ちなみに和食が大好きである。
6歳と4歳によく遊んでもらっている。
カルタ取りやトランプにも仲間に入れてもらい
上機嫌だが、ときどきカードを口に入れしゃぶり、
ベチャベチャにするから、彼らに取り上げられ泣いたりしている。
上ふたりに競うように絵本も読んでもらっている。
4歳などは、ページをめくるたびにおんなじ言葉の繰り返しだ。
それでもニコニコとお姉ちゃんの「読み聞かせ」にうっとりと聞き入っている。
弟とはありがたいものだね、かえで。
アンパンマンの音楽に合わせて、身ぶり手ぶりリズムをとるのは
デジタル世代の申し子のなせるわざか。
お座りができたころにあまりに、からだを揺すらせ、くねらせ
うしろにひっくり返ったほどの音感の?持ち主だ。
ソウスケがどんな人間に育つのか楽しみだ。
「凡庸のしあわせより、波瀾を超えるしあわせ」
佐藤愛子の言葉を借りるとこんなところだろうか。
ばぁばバカは、当分続く。