100円ショップの進化に、たまげたぁ♪

 

 

 

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昨年オフ宿泊した箱根のホテルから・・・

 

100円ショップが、いつごろ出現したかは知らない。

日陰に咲く花のような存在であったが、いつの間にか商店街の

あちこちにチェーン店があることは承知していた。

 

時には店に立寄りアルカリ乾電池や花鉢を置く

鉄の花置き台を買ったりしていた。

まあ、物を買うよりこの商品が「どうして100円で造れるの」と

製造原価を素朴に想像することが愉快なのだ。

店には日用品から化粧品、食料品や文房具とありとあらゆる小物が置いてある。

 

東京にいる外人観光客に「日本からの土産物は何?」と

以前TVでインタビューしているのをみた。

老若男女の外人観光客は「100円ショップ!」と答え

スエーデンからの65歳ぐらいの婦人は、バッグから

老眼鏡を5組ほど取り出していた!

 

そうした折、3月22日と23日に日本経済新聞

攻める100円ショップ』と銘打った特集があり、

読んでたまげてしまったのだ。                     

 

100円ショップ大手4社の2012年の合計売上高は約5500億円、

店舗数は5500店。

市場規模12兆円のスーパーや9兆円のコンビニエンスストア

比べると小さいが直近5年間の店舗数の伸び率は

2割強とコンビニに匹敵するとある。

 

世間ではあまり知られていないこのような進化があるので、

記事の要諦を紹介したい。

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 1部『安いだけ』からの脱却(都心商業施設の目玉に)

大手4社の100円ショップ(大創、セリア、キャンドゥ、ワッツ)は、

新規出店の一方で退店(閉鎖)もあるが、2013年度の店舗の純増数は、

例年の2倍以上である。

これは、高級感のある新型店を導入して若い女性客の

取り込に成功したためである。

 

 出店場所を厳選

「最低でも180㎡ないと当社らしい品揃えは出来ない」と

100円ショップ第2位のセリアの店舗開発の責任者の岩間常務は語る。

同社は抜群の集客力が期待できる東京都内の駅ナカへの出店要請すら断るとか。

 

誘致案件を厳しく厳選できるのは、都心一等地への出店要請が引きもきらない。

100円ショップは、今日では商業施設の集客の目玉となっている。

セリアは昨年度約60店舗の出店をしたが、要請はその5倍の300件だった。

大手4社の合計売上高は10年間で6割伸びた。

成長戦力の柱は新型店の開発である。

 

内装おしゃれに。

キャンドゥは、白を基調としたモダンな内装にゆったりとした陳列。

100円」の表示や赤を多用した表示はしない。

隙間無く商品を並べる陳列方法を改めて商品数を削減し、

「ゆったりと買い物を楽しんでもらう」(キャンドゥ城戸社長)

 

商品構成も観葉植物やラッピング用品など彩り豊かに雑貨をならべ

食品は1割以下にしている。

 

大創は、高級感のある新型店舗へ転換を急ぐ。

2700ある全店舗を「女性客をさらに取り込める店舗」(大創内藤専務)へ

4-5年かけて切り替える。

従来型の「他社が撤退した店舗への居抜き方式で出店し、

棚や内装をそのまま使って費用を抑え、中国などから調達した商品を売る」

ビジネスモデルと決別している。

 

一方で、収益体質を強化するためにPOS(販売時点の情報管理)の導入で在庫と

物流の管理を徹底さえせることに乗り出している。

大創は12年から300億円を投じ、大型倉庫を各地に新設。

店舗への配送期間の短縮と売れ筋品の補充管理を徹底する。

 

 2部 化粧品は仏ブランド並み(販売力にメーカーへ接近)

100円ショプの化粧品コーナーに並ぶカラフルなマニキュア。

品質はフランスの超有名ブランドとほぼ同じだ。

百貨店の店頭価格は約3000円。

容器や外装こそ異なるものの価格差は30倍に達する。

 

 売上高4倍に。

そのマニキュアの製造元は、ドゥ・ベスト(東京・文京区)。

フランスで高級ブランドが使用する原料をわざわざ調達し、

中国で最終製品に仕上げる。

4年前までは主にドラッグストア向けに1000円程度の商品として販売していた。

しかし「100円ショップは返品が無く、回転率も高い」

(ドゥ・ベスト菅原社長)ので専業メーカーに転換した。

 

現在、商品はセリアやキャンドゥなど計3500店で販売する。

同社の100円ショップ向け販売高は、2012年には前年比8%増の

17億円で10年前の4倍以上。

主な販路だった百貨店やスーパーが地盤沈下するなか、

成長する100円ショップとの取引に活路を見出そうとする

日用品メーカーが目立つ。

 

急成長を背景に特定の分野では圧倒的販売力を見せ付けている。

例えば、売れ筋品の一つである乾電池。

大創産業は1年間に、ある大手コンビ二1社の

約6倍に当たる1億5000万本を売った。

売れ筋を絞り込んで100円の低価格を強みに売り切る力を磨いている。

こうして、今ではメーカーとニ人三脚でものづくりに深く関っている。

 

先行するのはメーカー約200社と協業するのは業界2位のセリア。

雑貨で約2万品目を扱い、毎月600品目の新商品を投入する。

メーカーとの共同開発は現在では9割に達している。

 

シリコン製の調理器具、USBケーブル、LED懐中電灯。

セリアの店頭には従来は100円ではとても買えなかったような

商品が続々と登場する。

100円ショップの商品ですら衝動買いはなくなり、吟味して買う時代になった。

ほかにない商品を次々と提案しなければならない」(セリア河合社長)

 

同社は業界でいち早くPOSを導入し販売量に応じて発注を決める独自の

受注システムを持つ。メーカーに店頭の販売情報を開示し手生産量を

きめ細かく調整するなど、メーカーとの踏み込んだ協力関係を築く。

 

15カ国に商品を販売。

今では海外の小売店に商品販売する事業にも力を入れる。

キャンドゥは2月に韓国とミャンマーの企業と取引を始めた。

中東や東南アジアを中心に15カ国の企業に販売供給している。

 

キャンドゥの古山取締役は「海外では化粧品や和食器などが人気。

日本で売っていることが高品質のアピールとなっている」と話す。

国内で磨いた商品力を生かし、新たな市場を切り開こうと各社の挑戦が続く。 

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いかがだろうか。

100円ショップと侮るなかれ。

このように商品構成や中身が充実していて

もはや100円などとは言えない、目から鱗の感がある。

百貨店で3,000円のマニキュアが100円?

本当に驚く。

USBケーブルも欲しくなる。

物欲の少なくなったわたしも、食指をそそられている

続編があります・・・明日