久しぶりに地元のツアー会社が企画するバスツアーに参加した。
そして島根県にある「足立美術館」である。
花が大好きなわたしは、どんな花に出会えるのか、期待が大きく
足立美術館は以前から行きたいと思っていたから
どちらもワクワクする思いで出かけた。
大阪から中国道、米子道を通って蒜山高原で昼食。
道中、山を切り開いた中国道や米子道の山々はうっすらと霞みがかかり
ところどころに山桜が薄桃色の顔を出している。
延々と続く山の笑いの景色にずっと見とれていた。
4月、5月になると新緑がいっそうまぶしくなり
いつ訪れても飽きない絵画のような世界を醸し出す。
蒜山高原からは、頂きにまだ冠雪している大山が
目に飛び込んできた。
こころ洗われる山の清々しさである。
バスから降りるとその空気の冷たさとおいしさは
やはり大阪とは全然ちがう。
あらかじめ予約していた昼食の「山菜おこわ定食」は
思っていた以上においしかった。
「とっとり花回廊」では期間限定のらん祭りが開催されているそうで
こんどの企画の目玉にもなっていた。
フラワードームには胡蝶らんを、ふんだんに使った豪華な
15メートルほどもある、らんのトンネルが見事だった。
どれもこれも圧巻だが、写真にはさほど収めていない。
なにしろ見るのに精いっぱいである。
ハーブガーデンもゆっくり観たかったが時間がない。
ドームのなかで名物の「梨のソフトクリーム」を食べたが
梨の触感はあっておいしかったが、少し香料の入れ過ぎ?
あとあとまで口にヘンな味が残って残念だった。
短い時間に大急ぎで見て回り、じっくり見られなかったのが、惜しい。
あでやかな豪華ならんと、チューリップやヴィオラなど春の
花がたっぷり楽しめる「とっとり花回廊」は、聞きしに勝る
テーマパークのようである。
でもまぁ、わたし自身の正直な感想としては・・・
蘭は小さいのを好み、山野そうなどひっそりと咲く花に一層の
魅力を感じるかなぁ・・・である。
少し人工的な空間があり過ぎとも感じた。
でももう少しじっくり時間をかけて花たちをみると
もっともっと良さが認識できるのかもしれない。
足立美術館は次回に・・・