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足立美術館

 

 

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 枯山水

水を使わずに石の組み合わせや地形の高低だけで山水の趣を出す枯山水

遠景、中景、前景からなる古典的な手法を応用したのがこの庭だそうです。

 

 

さてフラワードームをあとに、ミシュラン3つ星獲得の観光地で

米国の日本庭園専門誌で10年連続日本一に選ばれたという

5万坪の庭園を有する美術館へ直行。

バスで1時間ほどの距離である。

 

創設者の、足立全康は明治32年、能義郡飯梨村字古川(現、安来市古川町―美術館所在地)に生まれ、様々な紆余曲折のあと戦後は大阪で繊維問屋、

不動産関係などの事業のかたわら、幼少の頃より興味を

もっていた日本画を収集して、いつしか美術品のコレクターとして

知られるようになっていた。
若い頃から好きであったという庭造りへの関心も次第に大きくなり

そしてついに昭和45年、71才の時、財団法人足立美術館を創設した。

横山大観に心酔し、横山大観美術館と言われるほどだという。

 

 

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白沙青松庭

横山大観の名作「白沙青松」をイメージして造られたという

 

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亀鶴の滝

那智の滝をイメージして作られたという。

 

 どれがどのような違いがあるのかわからないが

趣のある庭園が絵画のように目に飛び込んでくる。

何だか高尚過ぎてわたしには、猫に小判の感がある・・・( ^^) _U~~

 

館内は、橋本関雪竹内栖鳳横山大観など巨匠が勢ぞろい。

竹内栖鳳は、ご存じ美人画の上村松園の師である。

初めて数々の作品を観た。

 

横山大観は中国の歴史になぞらえ、漢詩などを絵に挿入し

精神性の高い画で知られるという。

 

音声ガイドを聞いていたが、時間が気になって仕方がない。

やっぱりじっくり、見て回りたい気がする。

 

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 横山大観の出世作、「無我」

 

 

ギリギリに館を出ると、他の乗客はついにみやげ売り場での

買い物もすませ、バスに戻っているではないか。

慌てて乗り込む。

 

バスの最後列には80歳ぐらいのご婦人3人が、かしましく座っていた。

その前列に身をゆだねていると、この3人の会話がずっと耳に届く。

移り変わる車窓に「うわぁ美しい~きれい~」

子どものような歓声を上げていても、どこどこの美術館は

どうだこうだとか・・・語彙も豊富で少し格調高い?会話に

どこかインテリジェンスの匂いが漂う。

かつて、どこかの企業のキャリアウーマンだったのだろうか。

元気なご婦人たちである。

 

帰りのバスのなかでもご婦人たちの押し殺したような声での

話し声が、子守うたのように心地よい。

昔、こうして母親が近所のおばさんたちと他愛のない

おしゃべりをしていているなか、昼寝をしたころを思い出した。

 

往復13時間もバスに揺られ、バタバタとツアーに

参加したが、けっこう気楽でいいもんだと感じた。

安全重視のためか運転手さんが二人ついてくれていた。

よくしゃべる添乗員さんも、若いけれどなかなかのサービスぶりで

しっかり最後のあいさつでは母体の新聞の営業などに余念がない。

 

参加者の9割以上が高齢者、そして老齢の夫婦である。

わたしは実姉と参加し、背中のオバアさまたちに負けないぐらい

おしゃべりも楽しんで来た。

たまには、こんな気分転換もいいものだ。

テーマパークでおみやげに頂いたデージーが可愛らしい。