桜が散ると新緑のまぶしい季節である。
あちらこちらへと自然を求めて出かけたくなる。
外で食べるお弁当は格別おいしい。
保温水筒と柑橘などのフルーツがあると申し分ない。
わたしの定番のそれらは、何よりのごちそうだと思っている。
コンビニには、天ぷらやソーセージ入りのバラエティに富んだ
おむすびも豊富に店頭に並ぶ。
何より簡単で便利であり忙しい人には重宝する。
そして、おいしい!らしい・・・(わたしはよく知らないが)
お米などもあまりにおいしいから「新米か」と錯覚するほど
らしいのだが、実はこのおいしいと感じることには
様々な企業の苦心?した秘密が隠されているようである。
それは化粧品から洗剤、パンなどありとあらゆる食べものや
危険物質を含んだ日常使う製品について述べてあり恐怖を感じたものだ。
文章に目が止まり、やっぱりか!という思いを抱いている。
わたしは、まだ読んでいないのだが本のレビューから少し紹介してみよう。
古米のpH調整剤は、古米1kgに5gほど添加されている。そのうち、ポリリン酸ナトリウムなどには、過剰にとると、腎臓障害を起こす。
・コンビニエンスストアで売られているおにぎりの評判はなかなかのようだ。
あまりのおいしさに新米を使っていると思っている人もいるかもしれない。
だが、大半は業務用の古米である。その古米を新米の味に近づける
「魔法のクスリ」があるのだ。
精米段階で噴霧する「精米改良剤」がそれだ。また、古米の匂いを消したり、
ツヤを出したりする「炊飯改良剤」も使用されている。
つまり、「合成保存料・着色料不使用」と表示するのが定番となっている
おにぎりだが、だからといって添加物の不安がなくなったわけではないと
いうことである。
「炊飯改良剤」に使われている添加物のグリシン(調味料)については、
飼料に10%混ぜてラットに与えたところ、発育の遅れ、
白血球の減少が見られたという研究報告もある。
・健康のためにも刺身のツマは残さないように、と言いたいところだが、
パック入り刺身のツマは食べない方が無難。
というのは、殺菌剤で消毒されているからだ。
見事に白い大根のツマは殺菌・漂白済み。
・動物性油脂のバターよりも、植物性油脂から作られるマーガリンのほうが、
コレステロールを下げてヘルシーと思っている人は多いが、
実はトランス脂肪酸という有害物質を含んだ「不健康食品」ともいえるのだ。
ファストフードには、大量のマーガリンが使用されるため注意が必要だ。
以前紹介した病気にならない生き方(新谷弘実)にも
このことは書かれていました。
・原価50円もしない安い加工用のホッケを大量に仕入れ、魚肉エキス、
酸化防止剤、化学調味料を含んだ干物用の液体に一晩漬けて、
25℃から30℃の温風で乾燥させるとすぐに干物ができる。
中には保存料のソルビン酸カリウムを密かに使用しているものもあると
いうのに、表示などまったくされずに居酒屋や定食屋のメニューになっている。
干物は養殖ものが圧倒的に多いが、一番気になるのは、
エサに与えている抗生物質やイケス網の防汚剤に使われる薬剤が
魚に残留しているかどうかである。
・食品に「化学調味料・合成保存料・合成着色料は使用していません」と
いう表示をするコンビニチェーンが増えてきた。
時代が「無添加」の方向に進んでいるかと思ってしまうが、そうではない。
食品添加物メーカーが心配するほど、pH調整剤を使っているのだ。
ほとんどのコンビニ食品は、常温で36時間腐らないように
作られているのだが、それはpH調整剤なくして不可能だからだ。
そして何よりも気になるのは、売れ残ったコンビニ弁当を豚の飼料にしたところ豚に出産異常が続出したということだ。
豚の臓器を人間に移植する研究も進んでいるくらい、
豚の構造は人間に近い。その豚に本当にコンビニ弁当で異常が
出ているとしたら、それは人類への警鐘であろう。
・刺身は決して新鮮ではない。スーパーで一番新鮮な魚は何かといえば、
それは一匹まるのまま売られているものだ。その次がおろして開きにしたもの。
スーパーでは、さらに古くなると切って刺身にする。
そして、もっと古くなったものが寿司弁当になるのだ。
コンビニの廃棄された食材を養豚業者が買い、
豚の餌になっていることは知っていた。
食べ続けた豚に奇形が多数生まれ、あわてて業者は
飼料を変えたということも以前から言われていたことである。
食べもの、飲料、その他もろもろ、中国の食材を危惧する以上に
国内の食べ物にも添加物盛りだくさんのものがあふれている。
できるだけ食材は手間と時間をかけて自分で作って食べるのが
よろしいようである。
病のリスクをひとつでも減らすために・・・。