ウィンドウズ「XP」のサポートが、来春には打ち切られるようだ。
それに合わせてマイクロソフト社は、新世代のOSに移行してほしいと
願っており、全社を挙げて周知や移行支援に取り組むと述べている。
過日の日本経済新聞の記事によると・・・
2001年に発売されたXPは、日本時間の14年4月にサポートを停止する。
サポート期間中は新たに発見されたプログラムの欠陥や
ウイルスなどの脅威に対し、そのつど、修正プログラムを提供しているが
終了後はそれをしないため、ウイルスの感染や不正アクセスの
リスクが大幅に高まるという。
XPを使い続けているケースは多く、調査によると国内の
約3500万台の法人向けパソコンの40%がいまだにXPで
特に中小企業や教育現場でXPの比率が高いという。
個人と法人と合わせると600万台のパソコンでXPが使われている。
業界ではサポート終了で「特需」が生まれるとの見方もあり、
日本マイクロソフトは、中小企業向けに15%の最大割引キャンペーンを
始めたというが、果たしてうまくいくのだろうか。
MSは、最新のOS「8」へ移行を進めたい考えだが
高価で「8」搭載パソコンより、安価で安定したひと世代前の
「7」を選ぶ企業が多いという見方もある。
顧客の継続利用もある。
特にXPでしか動作しないCAD(コンピュータによる設計ソフト)は
すべてを切り替えるのにコストがかかる。
サポート終了後に新しいウインドウズに更新せず
業務の内容によってはアップルのiPadに変更する会社やユーザーもおり
サポート打ち切りによって、ウインドウズ離れを招く脅威も感じているようだ。
わたし自身は、ヴィスタを使い続けて5年ほどになる。
XPから移行するとき、どれだけ難儀したか・・・。
とにかく腹が立つほど、使いにくかった。
オフィスソフトのワード、エクセルなどの階層化が深くなり、
使い辛さを経験した。
バージョンアップされるたびにユーザーは振り回され
疲労困憊する憂きめに遭う。
新規にOSを更新する場合でもわたしは「8」には、しないつもりだ。
今でも充分間に合っているからまだ使うけれど
パソコンで絵を描いて遊んでいるので、大きい画面が欲しい。
今のままだとモニターだけの買い替えは解像度が低く
ワンランク上のPCは必定ではある。
パソコンの買い替えは、もろもろ引越しや、ソフトの入れ替えなど
煩雑な作業がありなかなか面倒である。
XPから「8」への移行は、戸惑うことも多く、
しばらくは仕事にならないのではないか。
XPのサポート終了による打ち切りは、波紋を呼びそうだ。