ハーブとおしゃべりと映画と

 

 

f:id:mursakisikibu:20130427065956j:plain

 

 採れたての香りムンムンの「ハーブ」をどっさり頂いた。

生の葉っぱを数枚浮かべて「ハーブティ」にしたり

束ねてハーブ湯にして贅沢なお風呂を愉しむこともある。

それでも余るときは、干して乾燥させたハーブを

保存容器に詰めて置き、旬の葉がないときに重宝している。

 

そのハーブを使い切らない内にまた知人から頂いた。

知人の家は雑草のごとく生い茂り、刈り取ったハーブの

処分に困るほどだという。

 

今の季節、定期的にわが家にハーブが届く。

根っこのついたハーブも時に頂くがやっぱり枯らしてしまう。

うまく越冬させられないのだ。

知人はあきれているだろう。

 

その頂き物のハーブを、お裾分けをしたいとネット友に声をかけた。

SNSで仲良くなった一人で、住んでいるところも近い。

 

スカイプで誘ってみると、多忙な彼女も珍しく日程が合い

さっそく、二人の中間地点である最寄りの駅のレストランで

昼食をかねて会うことにした。

 

駅の近くには美術館があり、帰りはそこに寄ろうと決めていた。

いま、「ボストン美術館、日本美術の至宝展」をやっている。

 

そう思っていたのだが、映画館もレストランの近くにあり

最近封切られた「リンカーン」「アンナ・カレーニナ」を

観るのもいいなぁ、と上映時刻を検索した。

 

美術館はゆっくり時間をかけて観たいから日を改めよう。

 

「リンカーン」は、わが家の近くのシネコンでもやっているが

アンナ・カレーニナ」は、やっていない。

その映画館は、その日が最終の上映になっている。

アンナ・カレーニナ」を観ないかと誘うと知人もOKしてくれた。

 

イタリアンレストランは平日にも関わらず、混んでおり

カウンター席を案内されたのだが、よく見ると

パティオ(中庭)のテーブル席は、いくつか空いている。

 

日焼けを気にしなければ、そちらでもOKということになり

パラソルの下で木漏れ日のなか、ランチを楽しんだ。

 

彼女とは昨年のクリスマス前夜に会って以来だ。

四国のKさんや、奈良のMさんと一緒に食事やおしゃべりをしている。

ネット友というのは、会えばすぐに打ち解け会う不思議な関係だ。

あれこれ、おしゃべりを楽しみ映画館へと直行。

 

f:id:mursakisikibu:20130427070450j:plain

 

アンナ・カレーニナ」は、2012年公開の

ジョー・ライト監督によるイギリスの映画。

1877年に文豪トルストイが発表した『アンナ・カレーニナ』の

映画化作品だ。

 

演劇の雰囲気がそのままスクリーンに演出されていて
舞台の雰囲気を忠実に再現できている!と

演劇派の称賛があるいっぽうで、映画ファンとしてのわたしは

その演出に不満をちょっぴり持った。

やはり、映画として愉しみたい。

がっかりの感もある。

でもいつものことながら、豪華な衣装など観るに値するものは、ある。

 

友との語らいのあと、美術館へいくはずが

早く観たいと思っていた「リンカーン」ではなく

「アンナ・カレーリナ」に落ち着くところが気分屋のワタシらしい。

コロコロと女心は春の天候のように変わる。

一日お付き合いいただき、ありがとうNさん!

ハーブティもたっぷり堪能してくださいね。