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耳鳴り

健康・医療

 

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それは突然始まった。

なんの前触れもなしに、である。

この奇怪で不快な「耳鳴り」を初めて経験した。

 

健康雑誌などで「耳鳴りでお困りの方へ」とか

「相談は・・」などの広告をみてどうして、それだけのことで

悩むのか、わからなかった。

「それだけのことではない」ということが

今回のことで少しわかったようような気がしている。

 

とにかく頭と耳がヘンなのである。

わたしの場合は、耳が詰まったような閉塞感と

頭のなかで「ぐわ~ん、ぐわ~ん」と船の警笛のような音がする。

それがうるさくて煩わしい。

おまけに立っていてもフラフラするのだ。

耳の三半規管がおかしいように感じるのだ。

 

沸騰しているヤカンの、ぴぃ~~という音が聴こえない。

浴室の換気扇の廻る音がしない。

「えっ、換気扇がつぶれたのか?」

この変化に戸惑い、じっと浴室の音に耳をすませると

かすかにモーター音が聴こえる。

それまで音がうるさくて敵わなかったのに、だ。

この差はなんだ!このまま聴こえなくなるのか!

さすがに焦った。

 

突然のことで、原因がわからない。

ネットなどで調べるとストレスも要因のひとつだと書いてある。

年金暮らしの、大した稼ぎもないわたしには、「貧乏」以外は

苦になることなど、ないはずである。

いや貧乏もストレスの類か・・・

 

心当たりがあるとすれば、毎日1時間以上

スカイプでおしゃべりしているせいか。

特に最近はヘッドホンのマイクの部分のスポンジが

取れてしまい、裸のまま使っていた。

じかに音がビンビン響くのである。

あまりに響くので耳から遠ざけ、こめかみのところに

当てて、喋る日が続いていた。

骨が音を拾う感じだ。

やっぱり良くないと思う。

耳鳴りの原因にこのヘッドホンのことは触れていないが

わたしにはそう思えてならない。

 

怖くなって、以来ヘッドホンを使わずにいる。

固定電話も、携帯電話も避けている。

耳にしばらく負荷をかけないでいようと思った。

 

そうしているうちに、ふわふわと船酔いのような

感覚もだんだん薄れていき、聴こえ方が少し

戻ってきたようなのである。        

 

それでも念のためにと近くの市民病院の耳鼻科を受診した。

隠された病気がないとも限らないし、いろいろと怖い話も聞く。

「聴こえなくなったらどうするの?」

何より娘が一番心配している。

 

医者嫌いなわたしも腰をあげた。

結果、何の異常も認められなかった。

ほんとかなぁ??

疑り深いわたしは、ちょっと拍子抜けした。

 

左の耳の奥に大きな耳垢が詰まっており

それを引っ張り出してくれ、それで

何となくすっきりした感がある。

「耳の掃除もたまにしてくださいよ~」医者に言われた。

鼻のカメラだの、聴覚の検査などで5000円強の支払いである。

痛っ。

 

退職してのち3年以上、保険証を使っていない。

久しぶりの病院はやけに消毒の匂いを濃く感じた。

脳疾患や内臓の病気も恐ろしいが

耳や目の病もやっぱり怖い。

平均寿命まであと20年以上は、持たせないといけない。

機嫌良くしてもらわねば、困る。

いまのところ、何もないようなのでひとまず安心。

神に感謝である、ありがとう。