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ああ、またしても・・・

社会事象

鳩にやられてしまった。

というか、わが家のベランダに巣づくりし

家族を増やそうとしていたのである。

 

そのことをお隣のママさんに教えてもらうまで

気づかなかったわたしも、呑気というか迂闊といおうか。

まったく恥ずかしい・・・。

 

この半月ほど、鳩がやたらと甲高く啼くのは知っていた。

「グググ~~っ、パタパタ!」という感じで

リビングにいても、その動向がわかるほどである。

でも姿は見えない。

 

布団干し台を花壇用のシャベルで

ガンガン叩いては追っ払っていた。

鳴き声は階下の屋根からしているのかなぁと思っていた。

 

それが何と!

わが家と隣のベランダの境界すれすれの

狭い空間に巣くっていたのだ。

使っていない3段棚の下に新居を構えていた。

 

部屋からはまったく見えない。

ベランダの隅っこに置いていた3段ボックスは

不要になった鉢など重ねているからよけいである。

 

隣のママさんは、たまたま夜、ベランダにいて

ハトの鳴き声があまりに近いので懐中電灯をこらして見た。

するとわが家との隣の境にハトがいる。

さらに電灯をこらしてみて、卵をみつけた!というわけである。

 

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「奥さん、知っている?ハトが・・・」と、

隣のママさんが話し切らない内に、

「ハトがうるさいわよねぇ・・・いつも追っ払ってんのよ~」

のんきに答えた。

「それが・・・」ということで、今度のことがわかってびっくり!

まったく、わたしもおめでたいというか。

 

レッスン中だったので早々に話を切り上げ

仕事を終えてベランダの隅に置いてあるボックスを

恐るおそる、ずらしてみると・・・

あった!

 

枯れ草で作られた彼らの愛の巣にピンポン玉の

親方ほどの大きさの卵がふたつ!

ひゃぁ~どうしよう・・・

処分するにも彼らの逆襲がありそうで、怖い。

ようやくの思いで、軍手をし紙袋に入れ、マンションの外の

草むらに巣ごと、移動してやった。

 

可哀そうだけれど仕方がない。

親が探すだろうなぁ・・・

 

思っていると案の定、グググっと鳴き声を響かせ、

巣のあたりを一羽のハトが覗いている。

お母さんハトだろうか。

背中をみせて巣の跡を守るように

ベランダの隅っこに止まっている。

 

実は、2年ほど前にも、ベランダの沈丁花

鉢の中に巣作りされたことがある。

 

夜も朝もお母さんハトが、鉢のなかの卵を抱えてうずくまっていた。

ときどきお父さんハトがやってきて、賑やかなおしゃべりをするのである。

いつまでも、ほって置くわけにいかず

彼らが留守のあいだに卵や巣を、勝手に移動させた。

というか、草むらに捨てたのだ・・・

 

そのときは、両親揃って毎日、毎日、鉢の土に止まり、啼いていた。

親心だ。

わからないわけではない。

しかし・・・わが家のベランダで子育ては

ちょっと困るのだなぁ・・・

 

ハトは習性で一度巣作りした場所に毎年、来ると言う。

そう言えば、沈丁花を植えていた大きな鉢はいま

シャガを植えているが、彼らが巣作りした場所から近い。

 

いやぁ、執念というべきか・・・

みな、生きるのに必死なのだ。

 

巣もろとも、勝手に引越しを強行したことで

ちょっぴりハトが哀れに感じる。

それにしても「今回の巣作りは失敗でっせ!」ハトさん。

だってせっかく産んだ卵はボックスの下にあり

抱っこしようにもできない場所だったじゃない。

もう少し効率のいい処を選んでね。

 

ツバメならイヤがられず、ハトならどうして

人間に拒否されるのだろう。

ごめんね、ハトさん。