朝6時を過ぎるとわが住居の中庭でも
セミがジャンジャン鳴き始め、夏を実感する。
それでも朝の散歩では、微妙に草いきれや虫の鳴き声に
初秋の匂いを感じたりもする。
季節は人間の営みなど関係なしに巡っているのだ。
先日「紫煙」のことをブログに記し、読者のお知恵拝借の
おかげで、ようやく問題解決に至ったことを報告した。
あのタバコの匂いは激減した。
減った・・・だけで完全には消滅していない。
あれからお隣のママさんと通路ですれ違い
「どうですか?外で吸っているのですけど匂いますか?」
「でもお客さんが来たら外で吸ってもらうわけには
いかないので今までどおりのこともあります、すみません」と彼女。
「確かに少し匂うけれどずいぶん楽になりました、ありがとう」と
会話を交わしたのだけれど・・・。
う~~ん???
匂うのはたぶんわたしの推測では「お客さ」んというより
夫ではないかと思える。
夫さんは平日が休みのようで、ある曜日になると決まって
これまでどおりの「キツさ」で匂ってくる。
かなり譲歩してくれているので、少しぐらい我慢しないと
いけないかなぁと思いつつ、紫煙のことを娘に話した。
娘は今期、マンションの理事になり、成り行きで
理事長まで仰せつかっている。
当然、婿殿は仕事があるので出席できない。
3人の子を引き連れ理事会のギチョーをしているようである。
その理事会でもタバコのことは問題になっていて
ベランダからのポイ捨てにも頭を悩ましている。
「ええ~~っ、言いに行ったの?」と少し呆れ、少し感心していた。
言いにくいことをよく言うわぁ~と言う感じである。
でもやっぱり吸わない人にとってはキツイよなぁ。
集合住宅でのそれは他人事ではないだけに
「言えたこと」を喜んでくれた。
で、話しはこれからなのだが・・・
先日お隣さんの前を通ると
玄関先にベビーカーなどと一緒にコンパクトな灰皿が
置いてあることに気がついた。
「ああ~こちらで吸っているのだ、悪いなぁ」と
ふと窓際を見ると、なんとそこにライターが置いてあるではないか!
う~~ん・・・。
玄関先にライター?
ちょっと怖い。
こちらの住居はオートロックで外部の人間は
了解なしでは入って来られないことになっている。
しかし、他のひとにくっついて知らん顔して侵入することもできる。
安心できない。
通りがかりのひとに放火でもされたら、どうするのだろう。
また新たな心配が増えた。
いくらなんでも玄関にライターは良くない。
想像するだに恐ろしい。
また言わなくてはいけないだろうか?
「まったく隣のオバサン、うるさいなぁ」と、今度は疎まれかねない。
はて、どうしたらいいものやら・・・
まったく集合住宅というものは、難問多しである。
もっとも戸建てでも昨今は、同じことが言える。
どのような処に住んでいても営むのは人間である。
知恵を働かせて気分良く安全に暮らしたいものだ。
末梢的なことだけれど、悩む。