読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「私は薬に殺される」

 

医者から出された中性脂肪とコレステロールのせいで

2度と治らぬ体にされ、俺は今、死にかかっている。

元気で働くために、家族で幸せになるために

そして長生きするために飲んだ薬のせいで――。

 f:id:mursakisikibu:20131009072517j:plain

 

あなたの飲んでいる薬は大丈夫か?

俺を地獄へと叩き落としたバカ医者と拝金主義の製薬会社ども。

待ってろよ!

本当の命の大切さをたっぷり教えてやる。

――――著書の帯から―――

 

「私は薬に殺される」福田 実

2003年に発行され、わたしは夫が逝った翌年に買って読んだ。

薬害について、実母や夫の症状をみて明らかにそうだと

確信できる諸々を体験していたから貪るように読んだ記憶がある。

 

著者は発症当時、年収1500万稼ぐ、バリバリのサラリーマンだった。

会社の健康診断で高脂血症と診断され市民病院で「ベサトール」という

高止血症治療薬を28日分投与された。

運動や、食事などにも気をつけ医者のアドバイスを忠実に守り

健康にはひと一倍留意していた著者だが、飲み始めて

突然不整脈を起こしニトログリセリンを、処方された。

 

そしてまた不整脈が続くので受診すると、もう1種類の高止血症治療薬

メバロチン」が追加され、飲み始めた。

 

これからが著者の予想もしなかった地獄の始まりである。

 

薬の副作用で「筋・筋膜性腰痛症」や、筋肉が縮み

萎縮する「筋・委縮症」や、筋肉がす~っと融ける症状など

読むだに恐ろしい異変が、次々にからだに現れる。

激痛や得体の知れない症状への恐怖。

症状を訴えても、医者は副作用とは認めず治療法はない、と言い放ち、逃げる。

ついに動けなくなり、仕事も辞めざるを得なくなった。

 

死んでも死にきれない著者が命を掛けて、医療過誤や薬害について

国と製薬会社を相手に、ひとりで訴訟を起こす。

その記録をもとに描かれた壮絶な告発闘病記である。

 

あれから15年を経て、たまたま書籍の断捨離

行った「捨てる本」に分類されていたものを手に取った。

 

果たして著者は、現在生きているのだろうか?

裁判の結果はどうなったのだろう?と気になり、ネットで検索してみた。

裁判の経過など、本の続きを幻冬舎のウェブを通して綴っており

すべてに目を通していないので全容は、はっきりしないが

まだ裁判は続行中のようである。

10年ほどのあいだに一つのことに関して「勝訴」しているようである。

 

莫大な費用と時間と、そして医療過誤に精通した有能な

弁護士や力を貸してくれる医者に出会えないと勝ち目は、ない。

 

本が出版されて薬害や医療過誤がクローズアップされ

多くの支援者が現れ、現在に至っているようである。

ともあれ、元気でいてくれたことがうれしい。

良かった!

 

前述したように、わが夫も長年の闘病のなかで

担当医が変わるたびに薬の処方が変わり、山のように

出した医者もいて、まじめに飲んだ結果、歩けなくなったり

よだれを垂らし、目がうつろになり、廃人の一歩手前に

までになった経緯がある。

 

素人のわたしでさえ、薬のせいだ!と感じ

看護婦(当時の呼称)や医者に隠れて一切の薬を捨てさせた。

ひとつの賭けのようだったが薬を止めると症状は改善され

普通の優しい目をした夫に戻った。

 

薬は両刃の刃だ。

 

阿保 徹の「薬をやめると病気は治る」「医療が病を作る」

近藤誠の「成人病の真実」や、石原結寛の医療に関する著書など

読むと、安易に薬に頼ってはいけないと強く思う。

 

一方で、病気になれば症状に不安を感じ医者を

信じて治療を任せる以外にないのだが

医者選び、病院選びもわが身を守る大きな要素になる。

セカンドオピニオンも駆使したい。

 

薬や医者の処方について、鵜呑みにしては危険だと言う

認識をわたしは捨てないでいる。