「ええ~~~っ・・・・・」

 

こ首をかしげて、肩をすくめ、生意気にも

1歳のチビが困ったように拗ねたように、言う。

おそらく4歳、7歳のお姉ちゃんたちの口真似だろう。

何でも真似をしたがるひょうきんチビがおもしろい。

 

 

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 ジャンボ柚子で柚子湯を愉しみました・・

 

 最近ママが、バレーボールに目覚め、週に数回孫守をすることになった。

最初、週末のⅠ回だけだったのが、張り切りだして

平日にも駆り出されるようになり、ばぁばは、ちょっと忙しい。

 

 昨夜も、突然今日の「午後から、他校区の練習試合に行きたい」と

言い出し、「ええ~~~~っ」である。

首を傾げることは、しないけれど内心ムムム・・?である。

 

 4歳と1歳は、留守番をすることが当たり前と思いこんでいるのか

ばぁばといるのが楽しいと思っているのか・・・

 

特に1歳のチビスケは、「ばぁ~ばい♪」と元気よく

手を振りママと一緒に出かけるおにいちゃんを見送っている。

以前はドアがパタンと閉まると、「わぁ~ん」と、ひと泣きしていた

チビもまったく意に介さなくなった。

素晴らしい成長?である。

 

 実際、ふたりはよく遊び、助かっている。

特にまだ母乳を欲しがる1歳はグズルと手がつけられないほどだったのに

いつのまにか、遊ぶことが楽しくてふたりで「ママゴト」や

持ってきたトミカの自動車で機嫌よく遊ぶ。

 

 ポンポンと、ばぁばの肩を叩き、どんぐりまなこの丸い目で

ばぁばを見つめるとテレビのチャンネルを変えろとリモコンを

差しだし、要求したりする。

DVDの「トムとジェリー」や「アンパンマン」を

4歳が慣れた手つきで操作し、ふたりで見入ったりしている。

 

絵本で黒猫のページが出てくると「黒猫のタンゴ」を歌って

やっているせいか、反射的にからだが動きニコニコとリズムを取る。

確か7歳の潤平も1歳ごろには似たような動作でダンスを

していたっけ。

彼の方がずいぶん動きが激しくて、条件反射のように汗だくで

おもしろいダンスを披露してくれていたなぁ。

 

「 ぶぅ自動車」とか「ばぁば」とか「ママぁ」ぐらいしか

言葉を発しないがこちらの言うことは分かっているようである。

 

 ママたちは、1歳、4歳が寝静まったころにご帰還である。

思えば子守もずいぶん楽になった。

以前はチビたちが帰ったあと寝込みそうなほど疲労感を

覚えていたが、最近はそうでもなくなった。

少しずつ彼らも成長している。

小さいあいだにたくさんの、ばぁばとの思い出を作ってやろう。

 

 一つひとつの彼らの行動に目を細めているわたしである。

いずれ孫たちが大きくなるとこの役目からも解放されるだろう。

成長期の一挙手一投足を身近で感じられる今が

一番しあわせなのかも知れない。

 

 娘よ。

「ええ~~~っ・・・」と、困ったそぶりを見せたけれど

大丈夫、ちゃんと喜んで面倒を見てあげるよ。

 

今日は昼間の子守だから寒くなければ外で

一緒に遊んでやろう。

そのために体力温存にも努めよう。