喜ばれることに、喜びを。

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「だんだんパソコンのおもしろさがわかってきました!」

「絵を描いていて良かったです」

「もしこれをやっていなければ、退職後に退屈していたかも・・・」

など、最近このような声を多くいただくようになった。

ようやく、と言っていいかもしれない。

 

退職後に小さな「パソコン水彩画教室」を始めて3年になる。

試行錯誤の連続で「つまずきながら」学ぶ、という

形容がぴったりの頼りない教室だが徐々に生徒も増えてきた。

 

今年10月初めての教室展・作品展を開催し、生徒さんたちに少し自信の

ようなものも芽生え、次年度の作品展に対して並々ならぬ意欲を

燃やしていることを感じている。

一歩、一歩、教える側も、生徒とともに成長してきた感がある。

 

それ以前の2000年ごろからマイクロソフトの「オフィスソフト」

ワードやエクセル、パワーポイントを本業の傍ら教えており

有り難いことに「教えることは学ぶこと」は、いつも念頭にある。

 

思えば、ワードやエクセルを教えて以来、数々の「職業人」を輩出してきた。

輩出と言えば大げさだが、きちんとそれらのスキルを武器に

経済的自立を図る援助ができたと言える。

 

かつて事務職や経理は文書作成や簿記などに精通していれば良かったものが

パソコンの導入によって一気に仕事の質が変わって来た。

言いかえればそれらをPCでこなせない限り仕事はできないわけで

クビになるのは必定だ。

本気で仕事をしようと思えば新しいことに本気で取り組む必要がある。

 

1995年にウインドウズ95が発売されて以来パソコンは

パーソナルなものになり、事務職がOA化されることや、

日本の「一太郎」や「ロータス1,2,3」がマイクロソフト

オフィスソフトに取って変わることも予測できた。

 

会計などのスキルアップができ、いまだ現役で仕事をしている人から

感謝していると言われると、やはり嬉しい。

 

自分で言うのもおこがましいが、常に時代を先取りしてきた感がある。

特に仕事に関しては先見性と、時流に合った、そして自らが

仕事を通して成長できる分野をと願い続けてきた。

 

それらの一つひとつがようやく実を結んできたことが実感できる。

「時間の切り売りで稼ぐ」のではなく、将来の自分を

見据えた仕事の選択を、との思いが強い。

 

わが娘にも当然そのことは伝えている。

今は子育てに忙しく、まだ職に就ける見通しはないが

いずれ再就職するときがあるだろう。

今のうちに「即戦力」になる資格を持つべく、しっかり準備しといたらいい。

 

これから、定年はどんどん延長されるだろう。

働く期間も長い。

男、女に関係なく必要とされるスキルを身につける必要がある。

 

どんなヒトと出会うか。

どんなコトに出会うか。

 

仕事でもお稽古ごとでも同じだ。

出会いは大きな人生の選択であり、賭けでもある。

パソコン絵画も一助でありたい。

小さなご縁を大切に、喜ばれることに喜びを感じる

自分でありたいと願う。