寒い時期、車で迎えに来てもらっていたが
最近は気候もいいし、歩くなどして、ひとりで行くのがいい。
片道30分ほどの距離は、道端の花をみて歩くのが楽しいからだ。
途中、7歳から電話が入る。
「もう、潤平んちの近くだからもうすぐよ~」答えると
「待ってまぁす♪」
みやげも持たないばぁばの、訪問を待ち焦がれてくれるのもいつまでか・・・
「いらっしゃいませぇ~どおぞぅ~~」と、出迎えてくれる。
まるでホテルやレストランのボーイのようではないか。
一番下のチビスケまでが、同じように腕を廻し、腰を折るのに
おかしくて、頬が緩んでしまう。
まったくどこで仕入れてきたのかしらん。
「いや、ゲームがいい」
7歳と5歳が、リビングで一服する間もなく、遊びにいざなう。
2歳のチビスケは黙って、ばぁばの手を取り、ひっぱると
彼らの遊び部屋と連れていく。
なかなかの交渉人?だ。
入ったボックスを指さし、出してくれとねだる。
引っ張り出すと、嬉しそうに床にころがす。
ばぁばにも同じようにせよ!とのお達しだから、指でつまんでホイと転がす。
あれ~~うまく進まない・・・
「ちゃう、ちゃう!」
大阪弁のカタコトで2歳のオトガメが入る。
あれ~~ばぁばは、またも挑戦だ。
今度はすっと勢いよく前に進んだ!
「オッケー♪」
ようやく、カントクさんのお許しが出た。
小学2年生の彼は、書くことが楽しくてならない。
覚えたて漢字を次々と披露しては、一緒に書こう!と、
ばぁばにもノートを渡される。
そして教官よろしく添削をするのだ。
チェックが入る。
「ばぁばの字、きれいやなぁ」7歳が褒めてくれる^^
「そりゃぁ、そうよ。ばぁばは元プロだったもんね~」
ママが、すかさず言うが、本人はもちろん知らない。
きちんと文字を埋める習慣がついている。
広告宣伝で長いこと、これでご飯を食べていたから
活字体のような文字をつい、書いてしまう。
一緒に遊ぶ、食べる、戯れる。
小さな触れ合いが、ずっと彼らの思い出に残ってくれたらいいなぁ。
週一稼業は、当分続きそうである。
いまトイレのトレーニング中の彼に、アンパンマンなどの
キャラクターの可愛いパンツを穿かそうと、ママは一生懸命だ。
しかし足をぴちっと閉じて、ぜったい穿こうとしない。
紙おむつよりよほど、いいのに、なぜか。
チビスケよ、早くニコニコとオッケーしなさいよ♪