「スイッチが入ったようなセミしぐれ」

今朝のよみうり時事川柳の句だ。

言い得ている。

 

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まさにスイッチが入ったごとくの、大合唱が朝の5時ごろから始まっている。

2歳のソウスケが、耳に手を当て、珍しそうに「ぐぁ~ぐぁ言うてるぅ」と

ばぁばに伝えたものだ。

 

セミの鳴き声は鈴虫などのように、さわやかでない。

聞くだに、汗が噴きこぼれそうになる。

けれど彼らも生きていくのに必死なのだ。

7年間も地中にいてやっと日の目をみた。

少し、威張らせてやろう、セミ君どの。

たっぷり合唱してたもれ。

 

それにしても蒸せる。

大阪は、きのう、37度を記録した。

連日の酷暑で熱中症が相次いでいる。

若い世代も高齢者も救急搬送されて、なかには命を亡くした人まで

いるから、熱中症は侮れない。

 

不要不急の日中の外出を控えたり、水分補給をまめにするなどの

自衛も欠かせない。

部屋にいるときは、からだを締め付けない楽な服がいい。

昔、流行した「ムームー」のような綿素材のワンピースが、楽だ。

捨てなくて良かった。

 

朝、昼、晩、スイカを食べている。

今年のスイカは甘い。

そして安い。

塩をかけると水分と塩分の補給もできて一挙両得だ。

 

比較的、川面からの涼風が吹き抜けるわが家も、

午後からは強い日差しが、ベランダに回り風が通っても、

熱風が部屋に吹き込む感じで、涼しいとは言えない。

午後からは、エアコンの世話になっている。

 

セミしぐれに負けない、人間の日常の知恵比べだ。

皆さまも、くれぐれもご用心を。