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敬老参観にて、思い出ポロポロ。

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いまどきの幼稚園の行事ときたら、父兄もセンセも忙しい。

敬老参観、運動会、発表会などなど・・・

 

娘んちの真ん中のギャング、といっても女の子だけれど

彼女が通う幼稚園の「敬老参観」に、行って来た。

5歳は年長児である。

来年は小学校にあがる。

 

思えば、この幼稚園にも長い間、世話になっている。

小2の長男坊が通いだしてからだから、かれこれ5年にはなるか・・・。

5歳が卒園すると、しばらく幼稚園とも縁がなくなるかと思っていると、まだ、いた!

2歳のゴンタが来春、3歳になった途端、入園することになっている。

あの頼りないゴンタが・・・と思うだけでウルウルしてしまう。

大丈夫かいな、という心配である。

幾つになっても一番下のチビスケは甘くみてしまう。

 

5歳の彼女は、上下の兄、弟に挟まれ、少し影が薄くなってきた?と

ばぁばは、心配したが、たったひとりの女のコだというので、

「トーチャン」も、ママも、気持ちの上では「お嬢さま」に育てようとしているようだ。

特にトーチャンは、時に厳しく、溺愛している。

3人に同じように愛情を注いでいるようでも、甘さが透けて見える。

けれどお嬢さまは、ときどき、やくざ顔負けの言葉を使い、周囲を驚かす。

親の願いに反し、しとやかには育っていないが、弟の面倒をよくみる

世話女房的側面もあり頼もしい。

 

活発で、聞かん気が強い。

つい最近まで、彼女もゴンタ以上の反抗心旺盛だった。

何かにつけ、ぷいと顔をそむけ、拗ねるのだ。

「すね子ちゃん」と密かに、ばぁばは命名していたほどである。

 

すね子ちゃんは、入園したとき、園では一番小さかった。

今でも「一番小さい」名誉を保っており、相変わらずひな壇の

一番前に立ち、ばぁばからすると、たくさんの子が居並ぶなかで探しやすい。

運動会の行進でプラカードを持つ栄誉?も特権のひとつだ。

 

センセの調教?のおかげで、たくましく園の生活を享受し

歌も踊りも振り付けも、心底、楽しそうだ。

鳥のヒナのように大きく口を開けて、祖父母の前で恥らいながら、歌をうたう。

どの子も一生懸命だ。

 

子の大きくなるのは、早い。

「山椒はぴりりと辛い小粒」と、思っていたすね子殿が

いまゴマ粒ほどには、なっただろうか。

大勢のなかで見るすね子ちゃんは、ママの小さいときにそっくりになってきた。

わが娘の幼稚園のお遊戯会のときを思い出す。

ポニーテールの髪に丸い顔で、足がずんぐり太く、いつもニコニコしている。

壇上から堂々と手を振ることもいっしょだ。

 

「あんたによう似てきたねぇ~」

ママに告げると

「みんなにそう言われるわ~、でも足はわたしほど太くないから!」と

しっかり親バカにもなっている。

 

チビたちの学校や園の行事に参加すると、わが子どもたちの

小さいころとダブり、胸が熱くなる。

 

今年の幼稚園はどういう加減か、公立だけれど園長先生始め、

スタッフがみな入れ替わっており、敬老会のセレモニーは、

今までと違い段取りの悪さを感じた。

 

オジサン園長は小学校の校長を経た、天下り(?)のようである。

園児に対するいとおしさが感じられないなぁと

思っていたのは、わたしだけではなく、父兄のあいだでも

評判がよろしくないようだ。

 

その段取りの悪さに、敬老会の進行があった。

汗だくでセンセも、一生懸命だったが

マイクが途中で切れる、音楽がタイミングよく鳴らないなど

チームワークの未熟さを露呈していた。

 

プログラムの最終に園児から、祖父母へのプレゼントコーナーが

あったらしいのだが、そのようなことは聞いていない。

いつもは、敬老会が終わると、孫っちを伴い彼らの家に戻ることを習慣としている。

しかし、その日は午後の仕事を控え、ビデオの鑑賞を抜け出し早々に園を出てしまった。

それがいけなかった。

最後のプレゼントを渡すときになって、渡すべき、ばぁばの姿が見えないことに、

5歳が泣いたと、迎えに行ったトーチャンから夜、聞いた。

 

悪かったなぁ、かえで(名は花楓という)!

知っていたら、無理をしてでもその時間まで残ったのに・・・。

「今度、渡すから!」

電話で謝ると、明るい声で言ってくれて、ほっとした。

ほんまにごめんね、かえで。

 

まぁ、でも予想もしないことが起きるのが世の常だ。

かえで、たくましく生きるのだぞ!

わずか2時間足らずの園児の式典に、さまざまな思いがよぎった一日だ。