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「しゃべり過ぎ」の処方箋

家族

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「ほんまに、ようしゃべるわ~」

ママが、あきれている。

5歳児のことだ。

 

食事のときなど、しゃべり過ぎていっこうに箸が進まない。

幼稚園でも隣の子や、仲良し組みとのおしゃべりに忙しく

「また、かえでちゃん、最後まで残っていたわよ~」

などと、親切にPTAのママ友が教えてくれる。

食事の遅いのは園でも有名のようだ。

 

家でも、しゃべりが忙しい。

最後までテーブルに残っている。

そして、トウチャンとママの会話に割り込む。

「人がしゃべっているときは、ちょっと待て!」

トウチャンが5歳をいさめても、いっこうに効き目がない。

「だまれぇ~~~~」

ついに、トウチャンのかみなりが落ちた。

子煩悩なイクメンパパが、本気で怒るなど珍しい。

怖い。

縮みあがっている。

でも同じことを繰り返す。

いったい、どれほどの「しゃべり」なのか、見当はつくというものだ。

 

5歳は、小さいころヨチヨチ歩きも早かったが、つじつまの合う会話も早かった。

小粒ながら運動神経抜群。

いま2歳のソウスケより、はるかに言語能力も長けており

頼もしいと思うほどだった・・・。

けれど、しゃべりも度を越すとやかましい。

 

小学2年のジュンペイは、口では妹に負ける。

かなり突っ込んだことを矢継ぎ早に話すからだ。

5歳の頭の回転は、速いほうかも知れない。

将来の黒柳徹子か、田中真紀子か、はたまた行動力ではジャンヌダルクあたりか。

 

ときどき、腕力の強い兄貴と口達者な妹が言い合いをする。

しようもないことで、ケンカになるのだが

口より先に手が出て、ポカっとやるのが兄貴のやり方。

「ジュンくんが叩いたぁ」大騒動になるのはいつものことだ。

 

先日も、ばぁばとママがキッチンで話し込んでいると、5歳が話しかけてきた。

「いま、ばぁばとお話中だから、ちょっと待って!」

ママが言っているのにしゃべり続け、また怒られている。

 

「ふん!!もうイッショウ(一生)しゃべれへんから!」

イキ巻いて5歳が、言う。

「こんな憎まれ口を言うやろ、なんでハイって言えんのやろう」

「ジュンは、こんなことなかったのに・・・」

上の兄貴と比べてはママが憤慨する。

どの家でも一番上の子は、従順でおとなしい。

真ん中はたくましい^^

 

まぁ、でも考えてみたら、なんでも素直にハイハイと聞く子より

多少、反骨精神があるほうが、おもしろいデ。

あんたもそういう時期があったヨ・・・

偉人は、みな母親が子どもの個性をみつけて、欠点と思えることを

カバーして伸ばし、イキイキとした人間的な子に育ててる。

憎まれ口など可愛いもんや。

一過性のもんや。

 

それより、しっかり食べさせ、自由に発言させ、自己表現や

自己主張できたら、生きていくのにどれだけ助けになるか。

黙って親の顔色ばかり見るより、なんぼいいか知らん?

 

子どもひとり育てるだけでも大変や。

3人もいるから、そりゃぁ眉間にしわが寄るのもわかる。

けれど、いつも言っているように子育ては、一大事業なんや。

たくさん悩み、ぶつかり、試行錯誤して「普通」の人間に育てる。

きょうび、この「普通」がなかなかできない。

人間の未熟さを露呈した犯罪が、あとを絶たないのも

幼少期のころの母親や父親とのスキンシップが十分行われていなかった

ためではないか?

 

兄弟でケンカしたり、親に叱られたりしながら子は育つ。

良くも悪くもたくさんの経験をしたことが、後の人間形成に役立つヨ。

 

ばぁばは、珍しく熱弁を奮った。

どこまで心に届いたか知らないが。

 

かえでや(5歳児)~

いっぱいおしゃべりして、わがまま言ったらいいんやで。

ばぁばが味方やからなぁ♪

あっちにも、こっちにも転ぶ、ばぁばの処方箋は、ジュンサイに似ている。

ばぁばの出番多しだ。