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星野富弘の世界

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 絵は星野富弘の画集から・・・「イチヤクソウ」

 

先日、わがやに外泊した際に持ってきた「星野富弘」の画集である。

久しぶりに開いてみた。

生命力あふれる氏の絵に初めて触れたのは、いつごろだったか。

2004年ぐらいだったような気がする。

夫を喪い、同じ時期に親しい友ふたりが病で逝った。

そして翌年、最愛の母が鬼籍に入ったのである。

これは、きつかった。

寂寥でいっぱいのときに出会ったこの画集に

慰められたかわからない。

 

本は1冊ずつ購入していった。

挿入されている絵もさることながら、添えられた詩の

ひと言、ひと言に迫力があり、うなづいてしまう。

心にふんわりと染みるかと思えば、そうだなぁと納得し、

また勇気づけてくれる。

ここまでくるのに並大抵のことではなかったであろうことは察しがつく。

彼だから書ける詩である。

 

温かみのある文字。

それだけでも好きだ。

手描きの絵具のかすれた文字は、普遍だと思える。

 

ご存じの方も多いと思うが、彼は1946年生まれで

群馬大学教育学部を卒業後中学校の体育教師となってクラブ活動の指導中、

形骸損傷し手足の不自由を失った。

 

奈落の底に突き落とされた氏を支えたのは、ほかならぬ妻であり

9年間の入院生活のあいだに、ひょんなことから絵を

描き始め、いま世界で活躍されている。