昨日、7日の午前中に無事病院生活に別れを告げた。
約2ヶ月半ぶりの解放された生活にほっとしているところだ。
毎日病室から眺めた大阪城もあのような角度で見ることはないだろう。
いや、わからないか・・・?
思えば辛い副作用もなく、看護師さんや医師は親切で温かく
快適で豊かな入院生活だったともいえる。
昨日は、まだ幼稚園が始まっていない5歳のかえでと、2歳を伴って
娘が迎えに来てくれた。
病室で子犬のようにじゃれあうチビたちふたりに、ママがたしなめていると
同室の視力を失った高齢の女性がいとおしそうに
「子どもの声ってほんまに可愛いどすなぁ」
「癒されますわぁ~」と言ってくれ嬉しかった。
小学生以下は病室へ入れないことになっているので戦々恐々としていたのだ。
最後の日だから看護師さんもニコニコと目を細めてくださっていた。
海外へでも脱出するような大荷物を大判のスーツケースに収め
ナースステーションで皆に見送られ照れながら岐路に着いた。
高速道は空いていて空は快晴。
気持ちのいい日だ。
帰りに海鮮問屋さん?で寿司を求め
おすましを作り、簡単に昼食を終わらせるとチビたちと夕方まで遊んだ。
外泊とは違う安心と落ち着きがある。
でもちょっと疲れた。
バタバタあわてることはない。
当面、好きな音楽を聴いて本を読みゆったり過ごそう。
まだまだ外は冷たい風が吹き抜けているから。
それにしても、最終の治療が終わってから退院までの
あわただしかったこと!
早くても週末ぐらいの退院になるかと予想していたので
嬉しいやら、忙しいやら。
MRIの検査結果や諸々の説明を聴くのに、家族に同席してもらった。
幸いにして、いまのところ病巣は抑えられており、これまで受けた
治療の成果や、効果を発揮するのはこれからだという。
とりあえず、2週間後の受診とMRIと今後の生活の注意点など聞いて帰った。
最高の医療を受けられたこと、そして日本の医療制度に改めて感謝している。
こうして生を受けていることがとてもうれしい。
一日を大切にしよう、と強く思う。
これまでいろいろ励ましていただいた皆さまにも、お礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。