先日の退院メッセージのなかに「久しぶりの家は輝いてみえるでしょう?」
「新鮮でしょう?」というのがあり、まったくそのとおりで深くうなづいている。
病を得ると人生観が変わるともいうが、それに似たようなことを
ささやかだが今、感じている。
それは、ひとえにわたし自身のわがままな性格にも起因しており
特に子どもたちに対してはその傾向が強く口では、ありがとうねぇ~
などと言っても心から感謝していたかどうか・・・アヤシイ。
家に帰ってわが家の液晶テレビのきれいさに驚いた。
久しぶりにBSやケーブルテレビに見入っている。
昨夜の由紀さおりのコンサートも素晴らしかった。
ふだん、さほどテレビをみないわたしも今回の入院で暇だから
冷蔵庫と合体したテレビカードを求めた。
このカードがまた高い。
ところがデジタルになっていないから肝心のBSも見られない。
おまけに電波のせいか画像が粗く色も汚い。
そんなテレビとつきあっていたせいで、わが家の液晶が
とてつもなく素晴らしいモノに見えてきた。
実際画面はきれいなのだが、その大きさにちょっぴり不満を抱いてもいた。
実はこの液晶テレビ、還暦祝いに息子夫婦と娘夫婦が
知恵を出し合い、プレゼントしてくれたもの。
嬉しかったけれど、どうせなら録画機能もあったほうが良かったなぁ・・・
彼らの家にある42インチとまでいかなくても、
もう少し大きいのが欲しかったなどと、どこまでもバチ当たりな母である。
霜降り画面を見たせいでわが家のテレビがぐっと、いとおしくなった。
それに加えて娘がDVDの録画再生機をブルーレイに
変えたからと、これまで使っていた機器を取り付けてくれた。
これで好きな映画が録画できる。
まったく持つべきは娘だ、サンキュー。
画面のきれいさに惚れなおしている。