先日久しぶりに友人とお茶を飲んだ。
彼女と会うのは昨年の秋の絵画展以来で
半年ほど会っていなかった。
電話ではときどきおしゃべりしていたけれど
会うのは本当に久しぶりだ。
ようやく、こちらも交通機関を利用して外出できるようになった。
「先日、義妹(夫の弟の妻)が亡くなったのよ、急死なの」
その義理の妹は今年64歳で、至って元気だったのに・・・
積もる話が山ほどあるなかで、彼女がショックを隠せない感じで話す。
彼女の話によると、レストランでひとりで
ランチを摂っており、その食べ物を喉に詰まらせたことが
死因ではないかと言うことだ。
100円寿司などでもせいぜい5皿も食べたら
いいぐらい普段から食が細かったのに
最近、やたらと食が進むようになり、夫さんが不思議がるほどだったという。
虫の知らせだったのかしたら・・・
友人がひどく落ち込んだようすで話す。
だれだって身近な人の急逝には驚き、悲しみが大きい。
トイレから、なかなか出てこないのを不審に思った従業員が
中で倒れているのをみつけてすぐに近くの病院に運んだけれど
すでに心肺停止状態だったという。
食べ物を喉に詰まらせる・・・・
「実は、わたしもあるのよ、怖いわぁ」友人がいう。
他人事ではない。
わたしも気をつけよう。
30回は噛み、唾液をたっぷり出したほうが良さそうだ。
もっと高齢者のことだと思っていたけれど
危機はすぐ傍にあるのだ。
年を重ねるというのは、日常の生活のなかに
思いもかけないことを引き起こす。
友人の義妹さんのご冥福を祈ります。