至近でスカイプで話したのはいつだったか。
3月初旬だったような気がする。
いつも穏やかな声音でお誘いを下さるのだ。
最近、音沙汰がないしこちらから電話でも
してみようかと思っていた矢先、ふっとその方の
主宰されるサークルの掲示板を覗いてみた。
そこにはなんと!
その方を追悼される言葉と、
遺影らしい動画で思いが張られていた。
亡くなられた?!
え?いつ?
全身に鳥肌が経つほど驚いた。
そして信じられない思いですぐにそのサークルの主要メンバー
Mさんに電話した。
逝去されたのは1か月ほど前で、前日サークルのことで
話をしたばかりだといい、お元気の様子だったのに
夜中に急に腹痛を訴え病院に搬送された。
そして緊急手術で帰らぬ人となったということである。
夜中の緊急手術だなんてよほどのこととは
思うが「ありえない!」と直感した。
「わたしもそう思う・・・」
余計なことかもしれないが医療ミス?が
一瞬頭をよぎった。
「どれだけ無念だったか・・・」と、伝えてくれた彼女も
電話口で号泣していた。
その方は数年前に病を得ていたけれど、5年生存に勝ち
もう来院しなくていいですよ~と言われ喜んでいた。
詳細をご家族に訊きたかったけれどお通夜の
あわただしい時に聞けなかったという。
あまりの現実に涙するしかない。
思えばこの数年、その方にはずいぶんお世話になった。
前述のMさん、わたし、そしてその方Yさん
それぞれ50代、60代、70代と年代は違ったけれど
なぜか波長が合い(合わしてくださった)楽しい時間を共有できた。
奈良の明日香へ何度も訪れては、おいしい懐石料理に舌包をうち
筍ほりに招待され、筍を堪能したことが昨日のように思い出される。
「スカイプしませんかぁ~」
彼の優しい声が心のなかで響く。
慈愛に満ちた目がずっと心に残る。
「天国から、見守ってくれているわよ」
Mさんがいうとおり見てて欲しいな。
安らかに眠ってね、Yさん。
本当にいろいろありがとうございました。
心からご冥福をお祈りします。
合掌