招かれざる客。

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よ~く見るとなんて、愛らしいつぶらな目をしているのだろう。

白とグレーのツートンカラーの毛並み。

つやつやして光っているではないか。

ぷっくりと良く肥えて栄養が行き渡っているように見える。

羽も細かい編み込み模様のような芸術的要素を持っている。

 

こんなに素敵な体躯をしていながら

どうして、忌み嫌われるのだろう。

ご存じ「鳩」さまのことである。

公園などで気楽に餌など与え、平和の象徴のように

慕われている分には、愛嬌があってOKである。

しかし・・・

住宅に巣くうと,話は別だ。

 

わがやにも、数年前2、3回巣作りに来たことがある。

しっかり親鳥が卵を大事に温めているところだったのである。

この夫婦には悪いけれど、彼らがいないのを見計らって

階下の地面に卵を置いた。

たぶん、そのまま生きてはいけないだろう。

 

そして今年も・・・

立派なハトさまのご来場である。

石ころを集めて「お城」を作ろうとしていたのだ。

慌てて水を流し、箒でゴシゴシ洗い流した。

 

クゥ、クゥとずっと身近で鳴き続けるのが、うるさくて

そのたびに箒の柄で、ガンガン叩いて追っ払っていた。

人間の視覚に入らないところにマイホームを作っているところだった。

 

こちらも前回で懲りているので、策を練っている。

鉢の場所を変え、きちんと見えるようにした。

 

なかなかの知恵者である。

まだ安心はできない。

そのあたりで、巣作りの機会を伺っているかも知れない。

招かれざる客だ、もう来なくていいですよ~