2014年11月5日は、忘れられない日となった。
めったに病気などしないわたしが初めて大きな手術を経験したのだ。
それは、まったく晴天の霹靂のように突然、訪れた。
2か月の入院を経て今は、静かな療養生活に甘んじている。
一番、最優先すべきは自分の身体。
今は、医学の進歩も目覚ましく、薬効も高い。
その恩恵を受けて「いま」のわたしがある。
病気のことばかりに触れたくないのだが
備忘録のつもりで記したい。
「医者はもう海外でも、国内でもどこでも旅行してもOKですよ~」
と言ってくれる。
でも、やはりまだ足踏みをする。
エスカレーターひとつ乗るのにでも勇気がいるぐらいなのに。
すっかり臆病になった。
同病のひとは電車も怖いと言っていた。
目が普通の感覚ではないから吸い込まれそうになる。
今日は、月に一度の受診日。
血液検査の数値も何の異常もなかった。
ありがたい。
結果を聞くまでは、やっぱり不安だ。
「13クール」に入りましたね。
「もう半分済みましたね~~」
にこやかな表情で主治医が告げる。
13クールとは、抗がん剤の治療で1回5日間の
治療が13回目に入ったとうことだ。
特別に頑張ったという意識はないが
人によっては、激しい副作用で
治療を断念することもあるらしい。
同じ病で同じ薬を使っていても
人間の体は微妙で、ひとくくりはできないということだ。
手術をしてから1年。
息子や息子たちは帰還を記念して?
ささやかな宴を企画している。
休みが合わなくて調整中だ。
11月5日は生まれ変わった記念日^^