諸行無常

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先日、電話で義理の姉と長話をした。

一回り年齢の違う義姉とは、

無沙汰続きだったが,こちらの病を心配して時々電話をいただく。

 

ひとしきりお互いの現状に安心しながら

話題になるのが逝って12年になる、こちらの夫のことだ。

「あの子の月命日のときは、好きやった饅頭や

煮物をどっさり供えているねん」

「弟ってほんまに可愛いわぁ」

感慨深気に言ってくれる。

5月の法要の帰りには、

「また来てや~と、あの子手を振っていた」とも話していた。

わたしには、見えなかったけれど

幾つになっても生前のままの面影なのだろう。

 

また同じ年に大切な友を二人、病で喪った。

あっというまの旅立ちだっだ。

時々思い出す。

今頃、遺された家族はどうされているのだろうかと思いを馳せる。

我が家と同様、悲しみを癒し

歳月を味方に人生を積み重ねているのだろうか。

 

特に最近、生きることへの重みを強く感じる。

細胞が活性化され小躍りしたい気分になったり

一方では、愁いを感じること多しで魂も忙しい。

 

今年も残り少なくなった。

生きていると、受容しがたいことや

魂が揺さぶられるような感動もある。

 

今日も新しい一日が始まった。

2015年も、半月あまりとなった。

この一年、無事生きてきたなぁ~

ささやかなことに感謝の念が深い。