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『信なくんば立たず』の言辞が、汚れる。

 

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宮崎某という国会議員が、『イクメン議員』の先駆けとしてもてはやされていたが、その妻の出産中に、しでかした不倫が発覚して議員を辞職するようだ。

近年の国会には、『早く料亭に行ってみたい』と語った議員や委員会を放りだして秘書と旅行をする女性豪傑議員などが居て、馬鹿げた百花斉放状態になっている。

 

宮崎某は、たまたまの発言が時代の先取りとなって寵児になりそこねた35歳の議員であったが、我が子のおむつを交換してくれることは喜ばしいが、男子ならばおむつの交換以前に男子として社会で為すべき事があるのではないか。

 

妊娠中の妻を前にしてやがて父親になる者にとっては、愛する妻を想い節制しなければならない身にも拘わらず、性欲の求めにしたがい妻を裏切る行為に走ってしまったこの宮崎某の幼稚性には、驚くばかりである。

 

宮崎某はどんな人物かとWiki を覗いてみると、2006年に加藤紘一氏(元官房長官)の息女で衆議院議員の加藤鮎子氏と結婚し、宮崎某の女性問題で2009年に離婚している。そして2012年に衆議院に初当選して2015年に衆議院議員の金子氏と再婚したとか。その折も金子氏と他の女性との二股恋愛騒動を起こしているようだ。

あちらでもこちらでも、女性に手を出す節操のない輩である。

 

ところで今日のブログはこの宮崎某が主題ではないので、先に進みたい。

 

この出来事を国会で尋ねられた安倍首相は標題に記るした『信なくんば立たず』と断じた。

安倍さん、ちょっと待ってください。あなたは第一次安倍内閣の農水相であった松岡勝利氏の自死を『忸怩たる思いだ』と的外れなコメントをしましたね。この忸怩たる思いの由来を理解せず、あなたはそれを発言したのではないかと、脳裏を離れないままです。

 

そして今回『信なくんば立たず』と断じた言辞は論語に由来しています。これは、弟子の子貢の問に孔子が『信なくんば立たず』答えましたが、『信義が無ければ人間社会が成り立たない』と諭したことに縁ります。

 

しかし今回の宮崎某の不貞行為は、社会の基盤に関連する出来事ではなく、単なる出来損ない人間の愚行ではないでしょうか。

宮崎某の愚行は、『信なくんば立たず』に推類するものではなく、その言辞に全く値しません。

 

安倍首相にはせめて『修身斉家(シュウシン セイカ)です』と発言して欲しかったですね。

これはご承知のように、中国の四書の大学に掲載されている『修身斉家治国平天下の一部です。

その意味は、『天下を治めるには、まず自分の行いを正しくし、次に家庭をととのえ、次に国家を治め、そして天下を平和にすべき』ということであり、宮崎某は他人さまの世話ではなく、先ずは己の行動を修めることが必要なのです。

 

かつての政治家は、旧制高校(16・17歳から入学可能な3年間の高等学校で卒業生はほぼ全員が旧制大学に進学)で学習した人物が多かったので、そこで外国語を習得し中国の古典をも親しんだようで、常に適切な故事・格言を引用していまた。とりわけ中曽根首相や宮沢首相には、古典の言辞が豊かであったと聞いています。

 

国会議員の皆さん、土日の休日には田畑の手入れ(選挙区での選挙活動)のみではなく、時には古典の本を紐解いてわが身を高めていただきたいものです。