NHKであるご夫婦の
生き方を紹介しており、感銘を受けた。
妻は10年以上前に若年性認知症を
発症し、夫が懸命に介護に当たっている。
自身の身の周りのこともおぼつかなくなり
全面介護である。
そして末期がんをも患っている。
そんな妻を夫は愛おしく思い
仕事も辞め、妻一筋に面倒を見ている。
夫の方には、若いころに家族を顧みなかった
深い悔恨があり、何としてでも贖罪を
したかった。
妻は清らかで、全人生を夫に委ね
安心して今を生きているように感じられる。
お顔も穏やかで本当に幸せそうなのだ。
病を得てもこのように
ニコニコと相対することが
でき、天寿を全うできたらいいなぁと
思えて来る。
病を得たから不幸せではない。
自分を理解してくれ、受け入れてくれる
配偶者が傍にいてくれることが
どれほど、励みになるだろうか。
そういう意味では、この妻は恵まれており
幸せだと言える。