素晴らしい出会い。

 

以前の文章です。

 

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いま狭い社会のなかで生息しているわたしであるが
それでも稀有な!と思うほどの人との出会いはあり
ネット社会のプラスの側面を味わっている。

 

今年の1月に、ある講座を軸にご縁をいただき、
ぐんぐんその方の魅力にとり付かれている。
わたしと同年齢、エネルギーの塊のような女性である。

 


真正面の彼女と。

 

「とにかく何でもかくことが、大好き!」という彼女は
さいころから「書」に親しみ、ドイツで文学や油彩を学び、
そして水彩画に転向し、絵画暦50年になるという。
「書」もアナログはもちろん、デジタルまで、みごとなものである。
エッセイを含め、著書もジャンルの違うものを数冊出している。

 

親が貧乏で子どもに何も財産は残せないが「知」だけは
たっぷり与える・・・という子育ての結果
大学を3つも出てしまったのよ、とクルクルまわるお茶目な
目を輝かせ、話してくれる。
子どものような探究心いっぱいの目だ。

 

名前は「真・善・美」から父君がつけたといい、まさしく
彼女の生き方を物語っているように思える。
「卒論はハンザ同盟だったのよ」いきなり
ハンザ同盟の話が出てきたのには驚いた。
ゲーテの色彩論に始まり、哲学や心理学など彼女の引き出しは満載で
ドイツやカナダやアメリカ暮らしでのエピソードなど話しは、尽きない。

 

毎年の個展とお弟子さんの育成と作品展を応援し
この時期、特に週末は飛び回っておられるようである。

 

ひとつの項目でちょっぴりつながっている彼女と
2回目の再会を金沢で果した。
8月に新宿でお会いした方でもある。

 

エネルギッシュな人である。
朝4時に起きて「岩崎弥太郎」を1冊読み上げた、と
開口一番言ってのけるほどの本好きでもある。
いまNHKで放映されている「竜馬伝」があまりに
原作を脚色し過ぎてひどいので真相を知るために読んだ、という。

 

「わたしは変わっているのよ、何でもものごとのウラをみる癖があって・・・」
ものごとのウラを読んでしまう・・このあたりはわたしと同じだ・・。

 

同世代の、密度の濃い彼女の生き方は、大きな刺激になる。
彼女には遠く、足元にも及ばないわたしだが、
心意気というか生き様は似ているような気がして
彼女との関わりを大切にしたいと願うわたしである。

 

ありがとう。
今後ともよろしく・・・

 

 

数年前に横浜の絵画展で、パソコン画の

山田みち子先生。

横浜には素晴らしい出会いがあり

今もその余韻を懐かしむ私だ。

師は数年で教えることから引退されると聞いた。

それまでに、一度会いに行きたいと

願っている。