感動・社会事象

「袖振り合うも他生の縁」

東北関東大震災(いつのまにか呼称が変わっている)は 未曾有の大惨事になっている。 3日を経てのち、いまだ余震や津波の恐怖におののき、 原発の被曝の不安を抱え、二次三次の災害をもたらしている。 多くの行方不明者や犠牲者がいると報じられ 映像からは日…

お見舞い申し上げます

「東北地方太平洋沖地震」と命名された地震は、 M8・8、国内最大規模であるという。 後に9,0に修正された。 被災された方には、心からお見舞いを申し上げたい。 そして亡くなられた方のご冥福を心からお祈りします。 地震、雷、 火事、おやじ・・・ 恐…

危機管理

3歳の女児がトイレの中で誘拐され、殺害されるという 痛ましい事件がまた、起きた。 スーパー内でのあっという間のできごとらしいが 女の子は両親と兄弟揃って買い物に来ていて、 ひとりでトイレに行ったことが発端になっている。 犯人は20歳の学生、逮捕…

おもしろくない。

第144回下半期、芥川龍之介賞受賞作品は 「きことわ」の朝吹真理子、「苦役列車」の西村賢太である。 「文芸春秋」3月号掲載の、両者の受賞作に目を通してみた。 正直言って、ぜんぜんおもしろくない。 斬新さが売り物の奇をてらう賞だから仕方ないのか…

日本経済は中国に依存してない。

少し堅くて長い文章になるけれど気になることが あるので、記してみたいと思う。 日本のGDPは中国に抜かれて世界三位に陥落」の記事が 昨秋から新聞に掲載され始め、以来マスコミは自虐的報道を繰り返している 去る14日、内閣府は2010年GDP統計値を発…

ウソのようなほんとの話し

思いがけないことが起こるものである。 思いがけないこととは、水道の工事代金がタダになったのである! 大したことではないけれど、嬉しい。 うむ、やっぱり大したことかも・・・。 そして業者によってこんなにも差があるのかと、驚いてもいる。 業者選びを…

商売繁盛

同じ業種でもやり方ひとつで、こんなにも違うものなのだろうか。 いつもの散歩コースのなかに「焼きたてパン工房」がある。 昨年の秋ごろに開店したばかりだが、その集客の多さに驚いている。 いつ行っても、どの時間帯でもレジに列ができるほどの混みようで…

本音で生きよう

無縁社会のなかで ――― トイレでランチをする若者に潜む孤独 ―――― 地域はもちろん、家庭においてすら人間関係が希薄化していると 言われるいま、わたしたちはどのように人と縁を結び 思いやりあふれる社会を築いていけるのだろうか。 この提言のなかで精神科…

就職難とは、何ですか

就職難、就職難が耳や目に飛び込んでくる。 でも厳しい就職難は昔から、あった。数年前から、またこの数ヶ月間、各種報道陣が 大学新卒・既卒や高卒などの厳しい就職戦線を日々伝えている。 該当する息女の両親や肉親の心情を思うといたたまれない気持ちにな…

冬やさいの饗宴

野菜が高騰している。 せっかく求めた野菜はなるべく使い切るようにしている。 いつだったか、夏の葉さんのブログで「ふきのとう味噌」が おいしそうに紹介されていた。 モルトを片手に夫さんと盛り上がったようである。 いいなぁ、家庭の味の逸品は気持ちま…

『読み、書き、話す』ちから(力)は・・・

取りとめのない駄文を書いてブログを汚している日々である。 いろいろなことを書き重ねているうちに、 良くも悪くも己の作風ができ上がっていくようであり 嬉しくもあり、不満でもある。 明治5年に学制が公布されるまでの子女教育は、 寺子屋での“読み、書き…

師走の光景

暮れも押し迫って来たのにそんな気がしないのは、わたしだけか。 一歩、買い物に出ると賑やかなクリスマスソングと その類のきれいなディスプレイに、少し実感する。 迎春用品やおせちの予約や、帰省用のおみやげなどが店頭に 並べられると、やっと新しい歳…

言語技術

シニアナビのgeotechさんが、言葉の乱れを憂えておられる。 「させていただく」や「悩ましい」などの引用に首をひねっている。 まったく同感である。 おかしいと思う言葉や使い方には、枚挙に暇がない。 3月ごろの暖かい日のことを「小春日和のような」と アナウ…

ひゃぁ怖かった!

80歳のMさん宅を訪れた。 前回、年賀状も印刷し終わり、余裕である。 さっそく次の課題にとりかかるべく文書作成に入る。 すべての編集は、あとからまとめて、やるということで 先にベタ打ちを資料に沿ってやってもらう。 ゆっくりローマ字入力で文章を入…

ぶらり、金沢

大阪からサンダーバード特急に乗り約3時間。 新幹線なら東京を越してしまうほどの時間を要するけれど 車窓を眺めながらの小さな旅は、やっぱりワクワクする。 車内で持参の熱い紅茶をすすり、チョコレートをほおばり 文庫本に目を通すと、じきに目的地であ…

好きになった!

ハネカズラ サトイモ科 京都府立植物園にて 「神野美伽」という演歌歌手をご存知だろうか。 初めて今日、彼女のステージを見た。 お腹の底から突き上げている、力強い歌いっぷりに、圧倒された。 迫力を感じた。 あの華奢なからだのどこから、あんな声が出る…

ヒトラーの震え 毛沢東の摺り足

20世紀は戦争の世紀であり、 一国の命運はしばしば独裁者の手に委ねられた。 だが、独裁者の多くが晩年「神経の病」に冒されて 指導力を発揮できず、国民を絶望的状況へ 追いやったことはあまり知られていない・・・紹介文より 日本の政治はダメだ、対外的に弱…

想像力

「最近笑えた話」として、塩野七生が文芸春秋11月号に 楽天とユニクロの社内英語についての記事を書いている。 「冗談でしょう」と彼女は一笑に付している一方で この問題は言い出したほうも、賛否で応じたほうも、二つのこと、つまり 外国語漬けの日々を過…

「年金パラサイト」

「パラサイトシングル」や「婚活」という言葉を 世に知らしめた中央大教授の山田昌弘氏が 悪い予感が当たってしまった、とY紙のコラム 《「年金パラサイト」貧困の現実》のなかで引用されている。※※※親の死を隠し、親の受給していた年金をもらい続け 死体遺棄…

機会ロス

○マダ電気へ、出かけた。 わが家に複数台置いている、CDコンポの 1台がつぶれてしまったのだ。 リビング、洗面所、仕事部屋、寝室、それぞれに置いて FMラジオやCDを聴いている。 そのなかの1台のCDコンポのCDが突然まわらなくなった。 原因はわ…

「ながらゲーム」

先日、東京都心の電車のホームで ゲームに夢中になっていた小学生の男児が 線路に落ち、間一髪で助かった事件があった。 「ながら携帯」「ながらゲーム」・・・ このような言葉がいつから流行りだしたのか知らないが 「ながら携帯」は、よく見かける。 車の…

「感度」を磨く

1歳と3歳の子どもを育児放棄して死なせた若い母親は 後の報道によると今になって自分の子どもを 死なせたことを悔いているようだ。 結果論であるけれど、いま少しの悔いがあるならば どうして早く思いとどまらなかったのか、と残念でならない。 もう、かけ…

劣化するショッピングセンター

わたしの居住地域は全国でも有数の大型スーパーの激戦区である。 沿線の最寄りの駅から徒歩5,6分以内に行けるショッピングセンターは 1980年代のバブル期から雨後の竹の子のように増えて いまやパイの取り合いが、著しい。 間違っても「買い物難民」…

のどかな時代

お昼ごはんのときに、たまたま目にした古いドラマ 「瀬戸の花嫁」は、小柳ルミ子の主題曲で始まっている。 この曲がヒットした時代に制作された物語だろうか。 この歌の清純なイメージにぴったりの島の人たちとの 交流は、ほんわかとして気持ちが、あったかく…

片仮名文字のはんらん

わが国には漢字というせっかくの表意文字があるのに、 いつのまにか聞いたこともない英語、仏語などを もとにした片仮名文字に変えてしまう、と 渡邊好造氏は、ある文章のなかで嘆いている。 わたし自身も危機を募らせているひとりである。 言葉を意味不明に…

「言わぬが花」

管政権になり、総理が危機に立っている。 もちろん原因は先の参院選に大敗したことにある。 選挙直前に消費税論議を打ち出したことと その後の言い訳発言が自らの足をひっぱったことは周知の通りだ。 グラグラしている民主党のなかで、やはり気になることは …

東京に住むご子息のところへ、ご機嫌うかがいに行ってきた知人。 「どうでした?東京での生活楽しかったですか?」訊くと 「いやぁ疲れましたわ〜」。 「それにえらい老けた感じがしていやになります」とJ子 彼女は、親子ともに認めるマザコンと愛息子?の間柄…

 要人扱い?

大韓航空機爆破事件の実行犯 金賢姫・元北朝鮮工作員が 23日午後、3泊4日の滞在を終え、日本政府のチャーター機で 韓国に帰国した、というY紙の記事を読んで・・・ 滞在費は4日間で、約2,000万円かかり、その経費は 政府の拉致問題対策本部の予算約12…

盂蘭盆会

7月15日 の昨日は 盂蘭盆会(うらぼんえ)だった。 「盂蘭盆」とはサンスクリット語の「ウランバナ」の音写である。 「ウランバナ」とは「逆さにつるされた状態」という意味だそうで、 言い換えれば、正常な状態からひっくり返っていること、 すなわち人…

選挙事務費の費用対効果は・・・

選挙の投票に行ってきた。 わが家から歩いて数分のところにある府営住宅の、集会所である。 蒸し暑さの募る午後2時ごろに会場に着くと、ひんやりして気持ちがいい。 冷房がちょうどいい具合に効いている。 そのときの投票者は、わたしの他にひとりだった。 …